2017年8月9日



一般社団法人全国労働金庫協会



全国13労働金庫の2016年度決算概況について



全国13労働金庫の2016年度(平成28年度)決算概況をとりまとめましたので、下記のとおりお知らせいたします(以下の計数は特に断りのない限り、全国13労働金庫の合計値・平均値です)。



     記



【特徴点(要旨)】

2016年度の当期純利益は前年度比73億円減少(22.74%減)して249億円となりました。(以下、増減は前年度または前年度末との比較)。

預金(譲渡性預金を含む。)は4,544億円増加(2.41%増)して19兆2,456億円、貸出金は2,672億円増加(2.23%増)して12兆2,248億円となりました。

自己資本比率は0.35ポイント低下して11.02%となりました。

(注1) 会計年度:2016年4月1日~2017年3月31日、計数は単体ベースのものです。

(注2) 本文中の各表は添付資料をご参照ください。



【1】損益の状況 (表1)

貸出金利回の低下等により資金運用収益が98億円減少(3.72%減)し、また、国債等債券売却益が52億円減少(64.89%減)したことなどにより、業務純益は127億円減少(26.44%減)して354億円となりました。



【2】リスク管理債権等 (表2-1) (表2-2)

(1)リスク管理債権額

2017年3月末におけるリスク管理債権の総額(注)は15億円減少(1.97%減)して758億円となりました。

貸出金に占める割合(リスク管理債権比率)は0.02ポイント改善して0.62%となりました。

(注) 破綻先債権、延滞債権、3カ月以上延滞債権および貸出条件緩和債権の合計額



(2)金融再生法に基づく開示債権額

2017年3月末における金融再生法に基づく開示債権額(貸出金以外の与信も対象)(注)は19億円減少(2.46%減)して786億円となりました。

与信総額に占める割合は0.03ポイント改善して0.64%となりました。

(注) 破綻更生債権、危険債権および要管理債権の合計額



【3】主要利回等 (表3)

貸出金利回は0.10ポイント低下して1.60%、預金利回は0.01ポイント低下して0.07%となりました。

預金貸出金利鞘(貸出金利回-(預金利回+経費率))は0.05ポイント縮小して0.60%となりました。

総資金利鞘(資金運用利回と資金調達原価率との差)でも0.05ポイント縮小して0.23%となりました。



【4】預金の状況 (表4)

預金残高(譲渡性預金を含む。以下同じ。)は4,544億円増加(2.41%増)して19兆2,456億円となりました。

流動性預金は2,910億円増加(5.62%増)して5兆4,643億円、定期性預金(譲渡性預金を含む)は1,633億円増加(1.19%増)して13兆7,813億円となりました。



【5】貸出金の状況 (表4)

貸出金残高は2,672億円増加(2.23%増)して12兆2,248億円となりました。

住宅ローンは2,355億円増加(2.24%増)して10兆7,087億円となりました。また、生活資金融資は369億円増加(3.04%増)して1兆2,477億円となりました。

預貸率(期末)は貸出金(分子)の増加率が預金(分母)の増加率を下回ったため0.12ポイント低下して63.51%となりました。



                                              以上





情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 全国13労働金庫の2016年度決算概況について