2017年7月25日



ダイキン工業株式会社



持続可能な社会に貢献する考え方・取り組みを報告

ダイキングループ『サステナビリティレポート2017』を発行



ダイキン工業株式会社はこのたび、『サステナビリティレポート2017』を発行しました。

このレポートは、環境負荷を低減しながら、人と空間を健康で快適にすることを目指すダイキングループが、持続可能(サステナブル)な社会に貢献していくための考え方や取り組みをまとめたものです。「持続可能な開発のためのグローバル目標(SDGs)」や「パリ協定」など世界的な枠組みを踏まえ、エネルギーの効率化や気候変動への対応、それら取り組みを支える人材の育成など、事業を通じて社会に貢献する、当社ならではの事例を掲載しています。

このレポートのより詳しい情報を、本年9月に当社ホームページ(http://www.daikin.co.jp/csr)に掲載する予定です。また同時期に英語版の冊子の発行を予定しています。



『サステナビリティレポート2017』の主な概要

1.事業を通じて、社会に様々な価値を提供する事例を特集記事で紹介

○環境:「脱炭素社会に向けて、空調システムでZEBの実現に貢献」

建物のエネルギー消費量を限りなくゼロにする「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)」の実現・普及に向けて実証実験を進めています。快適性と省エネ性を両立させる空調エネルギーマネジメントシステムで世界の建物のZEB化に貢献し、都市や地域のエネルギー効率化を目指します。

○新価値創造:「空調・フィルタ技術とエンジニアリング力の融合でニーズに応える空間を創出」

PM2.5、菌・ウィルス、アレルゲンなど、空気環境が人の健康や安全に与える影響は大きく、室内外の空気環境を向上させる技術が期待されています。汚染物質を除去するフィルタ事業を拡大し、幅広いラインアップと技術提案力で、ニーズに最適な空気環境を実現していきます。

○顧客満足:「フロン排出抑制法への対応をサポートし、お客様の困りごとを解決」

空調専業メーカーである当社の技術力や専門的知見を活かし、フロン排出抑制法に対する煩雑な管理業務をサポートします。対象機器のリストアップから点検実務まで、様々なプランやツールを提案しお客様の困りごとを先取りして解決しながら、温室効果ガスの排出抑制に貢献しています。

○人材:「産官学連携で、新興国の技術者の育成を支援」

経済発展に伴い空調市場が急速に拡大する新興国で、技術者育成が急務になっています。特に経済成長の著しいインドでは、国全体の技術力向上をめざして、産官学連携を通じて技術者の育成を支援し、企業の枠を超えて国の発展を支える人材育成に取り組んでいます。



2.2020年度を最終年度とする「環境行動計画2020」の目標と実績を報告

環境保全を重要な経営課題とするダイキングループは、戦略経営計画「FUSION20」に基づき、環境行動計画2020を策定しました。バリューチェーン全体で環境負荷を低減し、持続的な企業成長と環境保全の両立を目指します。

主な2020年度行動目標と2016年度実績

1)〔目標〕省エネエアコンや低温暖化エアコンなどの環境調和製品の普及で、2020年度にCO2排出量を世界で6,000万t-CO2抑制

〔実績〕同4500万t-CO2排出抑制、住宅用エアコン売上高における環境調和製品比率 74%

2)〔目標〕生産時の温室効果ガス排出量を2020年度に2005年度比70%削減(158万t-CO2に削減)

〔実績〕同70%削減(157万t-CO2に削減)



情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 ダイキングループ『サステナビリティレポート2017』を発行