SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは、国連に加盟する世界193か国が合意した17の目標、169のターゲットのことです。貧困等の途上国を中心とした社会課題の解決のみならず、気候変動等の先進国・途上国共通の社会課題の解決について、2030年までに達成すべき目標が設定されており、達成するためには政府・国際機関・民間企業・NGO・学術機関・市民等、様々なステークホルダーのパートナーシップが必要となります。
日本企業の中には、既にビジネスを通じてSDGsの達成に貢献している企業が多く存在する一方、その取り組みが英語で世界に公表されていることが少ない状況にあります。そのため、国際的な評価を通じた事業機会やネットワークの拡大機会を逸している可能性があります。そこで、一般社団法人BoP Global Network Japanと金沢工業大学平本研究室は、日本を代表するシンクタンクに所属するSDGsビジネスの第一人者の方々の協力を得ることで、日本中から日本企業によるSDGsビジネスの先行事例を選出し、その中で特に優れた取り組みを表彰することを通じて、その取り組みに関する情報を世界に発信することといたしました。具体的には、表彰対象となった事業について、日本を代表するシンボリックなSDGsビジネスとして日本語・英語でケーススタディを作成し、国際会議等において、その配布を行うことで、世界の学識者・政府関係者・国際機関関係者・企業・起業家・NGO等、幅広いステークホルダーにアピールをしていきます。
【BoP Global Network Japanについて】
BoP Global Network Japanは、スチュアートハート教授が設立したBoPビジネスに関する世界的な有識者ネットワークBoP Global Networkの日本拠点です。BoP Global Network は世界30か国以上に拠点を有し、バングラデシュのBRAC、フランスのHystra、ドイツのendevaをはじめ、SDGsに関して、各国のハブとなりうる組織が拠点を務めています。BoP Global Network Japan においては、BoPビジネスを含めたSDGsビジネスに関するネットワーク強化、ビジネス立ち上げ支援、啓発活動を中心的な活動として実施しています。