2017年2月7日



月桂冠株式会社



日本酒初のプリン体低減特許製法で実現

月桂冠「プリン体ゼロ」を発売



月桂冠株式会社(社長:大倉治彦、本社:京都府京都市)は、プリン体をカットした日本酒「プリン体ゼロ」(※1)(1.8Lパック、900mLパック)を、2月20日(当社出荷開始)から全国で発売します。旨味のあるまろやかな味わいと、すっきりとしたあと味が特徴です。日本酒のプリン体ゼロを、当社独自開発の技術により実現した商品です。この技術は、日本酒で初めてのプリン体を低減する製法特許(特許第5302377号)として2013年6月28日に登録されました。



プリン体は、肉、魚、野菜、穀物など食品全般に含まれており、体内で分解後、尿酸として排出されますが、摂り過ぎて蓄積されると痛風などにより健康を損なう危険があると言われています。アルコール飲料にもプリン体が含まれており、日本酒はビール、発泡酒に次いで多いものとなっています(※2)。当社が実施した調査では、日本酒に付加してほしい機能として「プリン体のカット」をあげる方がおられ、「プリン体ゼロ」はそのような要望に応える商品です。



アルコール飲料のプリン体のカット技術としては、もともとビール類で活性炭により吸着除去する方法が知られていました。しかし日本酒では、含まれるプリン体の組成がビール類とは異なるため、そのままの方法では十分に除去できません。月桂冠ではその課題を解決するため、活性炭の微細構造に着目すると共に、活性炭によるろ過の工程で酒の香味を変化させず、味わいを損なわない点を加味するなどで試行錯誤を重ねながら、日本酒のプリン体を吸着除去するのに最適な法則を見出すことに成功しました。その技術が製法特許として登録されたものです。



プリン体ゼロの日本酒であることを訴求するため、パッケージの正面には「プリン体ゼロ」の文字を、金色に輝く立体的な意匠の「0」のマークと共に大きく表示しました。容器正面の左肩には、「特許取得 特許第5302377号」と表示し、日本酒で初めてとなるプリン体低減製法特許により製造していることを表現しました。



(※1)プリン体0.5mg未満(100mL当たり)を、「プリン体ゼロ」と表示しています。

(※2)日本痛風・核酸代謝学会ガイドライン改訂委員会『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン(第2版)』



■商品概要

 商品名:月桂冠「プリン体ゼロ」

 容量容器/参考小売価格(消費税別):1.8Lパック/1,396円、900mLパック/716円

 アルコール分:13度以上14度未満

 テイスト:甘辛=中口、濃淡=やや淡麗



情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 日本酒初のプリン体低減特許製法で実現、月桂冠「プリン体ゼロ」を発売