2016年10月19日



公益社団法人日本放射線腫瘍学会



-切らずにがんを治す 放射線治療-

最新の治療方法や患者さんの実体験を紹介

「見て聴いて知る!がんの放射線治療」動画

JASTRO 動画特設ページで10月19日(水)公開

http://www.jastro.or.jp/movie/





公益社団法人日本放射線腫瘍学会(東京都中央区:理事長 西村 恭昌/以下:JASTRO(ジャストロ))は、2018年2月11日(日)に設立30周年を迎えます。30周年記念事業の一つとして、より多くの方に放射線治療について理解を深めていただくため、患者さんの実体験も交えながら、放射線治療の治療法や特長をわかりやすくお伝えする動画「見て聴いて知る!がんの放射線治療」を制作いたしました。JASTROホームページ内動画特設ページで、10月19日(水)から公開いたします。



国民の2人に1人ががんにかかるという現代。がん治療において、三本柱といわれる手術・放射線治療・抗がん剤治療の中で、日本では長らく手術と抗がん剤治療がその中心を担ってきました。日本での放射線治療の実施率は1995年時点で15%、2010年では30%と倍増しているものの、米国では66%、ドイツでは60%のがん患者さんが初回治療として放射線治療を受けている*のに比べると、日本は実施率が低く、認知度も低いのが現状です。



放射線治療は、がんに侵された組織の「機能や形態を温存できる」治療法で、高いQOL (Quality Of Life:生活の質)を維持しながらがんを治癒に導けます。放射線治療機器においても、IT技術、画像技術の進歩と相まって技術の高度化が急速に進んでいます。この結果、最新の放射線治療では、より多くの線量をがん組織に集中して照射し、周囲の正常組織への線量を低減することで、高い治療効果をあげながら合併症も減らすことが可能になっています。JASTROでは、「ご自身やご家族が本当に納得のいく治療を選択するためにも、放射線治療についてもっと知っていただきたい」という思いから今回の動画を制作しました。今後もJASTROでは設立30周年に向け、患者さんが安心して放射線治療を受けられる認定施設制度の創設、市民公開講座、一般向けホームページの充実などの活動をしてまいります。

*公益社団法人 日本放射線腫瘍学会 がん放射線治療推進委員会「放射線腫瘍医になろう」



■動画「見て聴いて知る!がんの放射線治療」概要

動画タイトル:

「ご存知ですか?がんの放射線治療」篇

「これが 最新の放射線治療」篇

「密着!放射線治療 自分らしく生きるために」篇

公開日:10月19日(水)

動画特設ページURL: http://www.jastro.or.jp/movie/ (動画特設ページURL)

※この映像は、youtubeの「公益社団法人 日本放射線腫瘍学会」公式チャンネル

https://www.youtube.com/channel/UC4fYODeHsGzSuoV4br511vQ からもご覧いただけます。



「ご存知ですか?がんの放射線治療」篇

放射線治療のエッセンスを、医師による説明や患者さんの言葉を交えて紹介。放射線治療という言葉を初めて知る方にも、放射線治療の特長を知っていただけます。

(3分2秒)



「これが最新の放射線治療」篇

放射線治療の仕組み、種類について詳しく解説しているほか、患者さんの関心の高い合併症や費用についても触れ、放射線治療についてより深く知っていただける動画です。放射線治療のなかでもIMRT(Intensity Modulated Radiation Therapy/強度変調放射線治療)という、体への負担がより少ない治療法についてもお伝えしています。

(8分23秒)



「密着!放射線治療 自分らしく生きるために」篇

最新の動体追尾システムを含め、放射線治療を受けた3人の患者さん体験をご覧いただけます。

治療を受けられる様子、治療前後のお気持ちを観ていただくことで、実際の治療がどのようなものなのか、少しでも知っていただければと思います。

(14分0秒)



【制作スタッフ】

制作統括 : 株式会社電通パブリックリレーションズ

制作会社 : 株式会社ビッグベア



情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 「見て聴いて知る!がんの放射線治療」動画 JASTRO 動画特設ページで10月19日(水)公開