2016年6月10日



滋賀県琵琶湖環境部



関西初、淡水に生息するアザラシが滋賀県に移住!?

琵琶湖博物館リニューアルオープンを前に

バイカルアザラシのペアが入居します!



滋賀県は、改装中の滋賀県立琵琶湖博物館のリニューアルオープン(平成28年7月14日)に向けて、バイカルアザラシ2頭がこのたび到着し、新設の水槽で6月15日(水)から飼育を開始します。

今回の博物館リニューアルは、淡水生物を扱う施設としては日本最大級の規模を誇る水族展示を大幅に改修し、新設される大型水槽では琵琶湖と同じく古代湖であるバイカル湖(ロシア)にすむ生き物をあらたに展示します。

バイカルアザラシの飼育は関西地方では滋賀県が初めてとなります。到着する2頭は福岡県の水族館「マリンワールド海の中道」からやってくる、バイ(オス・13才)とマリ(メス・13才)の2頭です。

本種は世界で唯一淡水のみに生息し、一般的なアザラシよりもやや小型で、特徴的な大きな眼は透明度の高いバイカル湖の水中で視覚により獲物を探すために発達したものです。バイカル湖は琵琶湖のおよそ46倍もありますが同じ古代湖。琵琶湖に隣接した博物館はきっと住み良いに違いありません。

また、6月下旬にはもう1頭到着する予定で、今後、博物館では全3頭のバイカルアザラシを大切に飼育・展示していきます。



<バイカルアザラシの概要>

【名 称】バイカルアザラシ Phoca sibirica

     オス・メス各一頭 バイ(13才)、マリ(13才)

【入居日】平成28年6月15日(水)8:30~10:00頃 ※報道関係者のみに公開します。

【新住所】滋賀県草津市下物町1091番地 滋賀県立琵琶湖博物館 バイカルアザラシ用水槽

【旧住所】マリンワールド海の中道(福岡県福岡市)



<琵琶湖博物館の概要> http://www.lbm.go.jp/

「湖と人間の望ましいあり方」を県民とともに考える博物館として、平成8年10月に開館。

昨年夏より、琵琶湖の環境と人々の暮らしを扱うC展示室、淡水生物の展示としては日本最大級の水族展示を改装工事中です。新展示は、体感型・参加型展示や実物資料などにより、子供から大人まで楽しめる「驚きと感動」「学びと発見」の機会に満ちた発信力の高い展示となります。

リニューアルオープンは今年7月14日(木)です。



≪今回のリニューアルの概要≫

1.C展示室

「湖のいまと私たち~暮らしとつながる自然~」をテーマに琵琶湖から上流部の森林までさかのぼり琵琶湖とその流域の多様な生き物や固有種、そして人との関わりを紹介します。

・ヨシ原に分け入ったときの世界を五感で体感

・滋賀の生き物コレクション など

2.水族展示

人との関わりを中心に琵琶湖にすむさまざまな生き物を紹介するとともに、古代湖としての琵琶湖の価値を発信します。

・カットリヤナでジャンプするアユ

・関西初!バイカルアザラシ 

・国内唯一、バイカル湖の魚たち 等



情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 琵琶湖博物館リニューアルオープンを前にバイカルアザラシのペアが入居します!