2016年4月20日に発表されたNature Index 2016 Tablesによると、高品質な科学論文の発表に世界で最も多く貢献しているのは米国で、中国、ドイツ、英国、日本がそれに続きます。Nature Indexの上位10カ国のうち、2012年から2015年まで2桁の年平均成長率を達成したのは中国だけでした。
Nature Indexに過去4年間にわたって収録された年間論文数をもとにしたNature Index Tablesを公開するのは初めてのことで、Nature Index Tablesでは国別・機関別の一覧を見ることができます。Nature Indexは、独自に厳選した68の自然科学系学術ジャーナルから出版される年間6万件近い高品質の科学論文記事を収録し、総出版数(AC)に加えて、国や機関の貢献値(WFC)を確認できます。
Nature Index Tablesの発表に伴い、Nature IndexのウェブサイトにNewsセクションが追加されました。このセクションでは、最新のデータに基づく分析記事を通して、国や機関の研究動向を図表やインフォグラフィックと共にお伝えします。Nature Indexのデータからさらなる知見が得られるよう、分析には、人口統計、各国の研究開発費、科学政策に伴う財源の変化など、外部のデータソースも活用します。