2016年3月28日



日本医療・健康情報研究所



「乳がんと乳房再建の情報ファイル」OPEN!

 医療・保健指導スタッフに聞いた

「働く女性の乳がんと乳房再建に関するアンケート調査」結果を公表!



 日本の乳がん患者は約20万人おり、女性特有のがんでは圧倒的に多くを占めます。しかも好発年齢は若年化が進み、20代後半から徐々に増え、40代がピークとなりますが、全世代的に高罹患率です。治療後は多くの人が仕事へ復帰し、妊娠・出産・育児を行うことも多く、一旦落ち着いても、悩みや不安をもち続ける人が大変多くおられます。



 このたび、日本医療・健康情報研究所(代表:三角英海)は、乳がん治療の最前線とQOLを考える総合情報サイト「乳がん治療と乳房再建の情報ファイル」(http://nyugan-file.jp/)オープンに先駆けて、乳がん治療の認知と実態を探るべくアンケート調査を行いました。対象者は、看護師さんや保健師さんなど医療や保健指導スタッフ。皆さん乳がんの専門家ではありませんが、日頃から患者さんから様々な相談を受ける立場であり、医療情報に接する方たちですので、一般の人よりも意識は高いであろうことを想定しての質問構成としました。お仕事柄のご意見はもちろん、ひとりの働く女性としての意見も多く、大変興味深いアンケート結果となりました。



 当サイトは、初めて診断された方から、仕事や生活、お金のこと、女性としてのQOLなど、広く深い情報提供をめざします。本調査結果に加え、乳がんに関する国内外のニュース、調査・統計データ、多数の専門職域のアップデートな情報、オピニオンリーダーの皆さんから寄稿いただく連載記事など、患者さんも医療者も参加できる場にしたいと考えております。今後は、SNSサービスをはじめ、様々な企画が控えておりますので、ぜひお楽しみに!



【調査結果の概要】

主催:日本医療・健康情報研究所 

アンケート対象者:医療・保健指導スタッフ

有効回答数:258名        

アンケート回答方法:インターネット

アンケート実施期間:2016年2月16日~2月26日(10日間 )



■回答者の属性について

女性が97%、30代~50代の好発年齢が9割を占めました。職種は保健師と看護師が6割で、勤務先は企業で社員の健康管理を行う事業所が34%、病院22%、健保組合21%、都道府県・市区町村の健康増進担当者など様々です。仕事を持つ女性という面では、53%がお子さんのいる既婚者、29%が独身者に大きく分かれました。



【調査結果(一部抜粋)】

1、乳がんについて

■乳がん経験者の悩みで最も多かったのは「いつ再発するかと思うと怖い」とする人が半数。また「パートナーや家族に裸を見せられない」、「温泉に入ったり、水着になれない」、といった見た目にコンプレックスを感じている人、「性生活がなくなった」という夫婦のコミュニケーション問題なども同数おられました。



2、がん治療と仕事について

■もし自分が乳がんになったら仕事はどうするか?に対し「できる限り休まないよう両立したい」が最も多く51%と、がんになっても仕事を続けたいという人が多数であることが明らかになりました。また、実際にがんを経験された人も「できる限り休まず両立した」が6割でした。



3、乳房再建について

■自分が乳房を全摘出したら再建術を「受けたい」という人は47%、「わからない」という人が43%でした。経験者では87%が「受けなかった」と回答していますが経験者のほとんどは全摘出ではなく、受けなかった理由では「当時はあまり行われていなかった」といった時代背景や「異物を入れることに抵抗があった」という人もいました。最新の治療では、自家脂肪を注入する治療が進歩してきており、“異物感”という課題は今後解消されてくるものと思われます。



【詳細はこちらをご覧ください】

乳がん治療と乳房再建の情報ファイル:http://nyugan-file.jp/ 

アンケート調査の詳細:http://nyugan-file.jp/survey/



【本件に関するお問い合わせ】

日本医療・健康情報研究所 担当:佐藤晴美、広瀬美深 

TEL.03-5521-2881 Fax.03-5521-2883 E-mail. info@nyugan-file.jp



情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 「働く女性の乳がんと乳房再建に関するアンケート調査」を公表!~乳がんと乳房再建の情報ファイル