Digital Assetの分散型台帳ソリューションは、ポスト・トレード業務の効率性向上やセキュリティの強化だけでなく、オペレーティングコストの削減、取引所要時間の短縮、エラーとリスクの低減、さらに資本要件の引き下げを可能にするソリューションです。アクセンチュアとの提携により、Digital Assetは、同社の事業領域および顧客との接点拡大が可能になります。両社が持つ技術的、人的資源や、業界に関する深い知見を組み合わせることで、全世界のお客さまに最高水準かつ安定した品質のソリューションを提供します。なお、Digital Assetは、投資ラウンドにより6,000万ドル超を資金調達しており、アクセンチュアもこれに参加しています。
Digital AssetのCEO(最高経営責任者)を務めるブライス・マスターズ(Blythe Masters)は次のように述べています。「アクセンチュアは、大規模なシステム変革と複雑なインフラ構築において高い評価を受ける業界のリーダーです。本提携により、ブロックチェーン技術の導入を世界的に加速させることが可能になりました。当社の製品とソフトウェアに加えて、アクセンチュアが持つ、新たなテクノロジーを既存システムに統合させる専門性を融合することで、金融機関に対して、決済時間の短縮、オペレーティングコスト削減、そして資本要件の引き下げが可能になります。」
Linux Hyperledgerプロジェクト
アクセンチュアは、ブロックチェーン技術が世界の資本市場に多大な影響を与える可能性があるとの認識のもと、複数の主要な活動に参画し投資を行ってきました。2016年2月には、ブロックチェーンの活用促進を目指すオープンソースプロジェクト「Linux Hyperledgerプロジェクト」のプレミアメンバーとなりました。本プログラムには、Digital Assetホールディングス社など20社以上が参画しています。さらに、アクセンチュアはフランスのニース近郊にブ、ロックチェーンと分配型台帳機能に関する技術と事業の専門知識を提供する「Blockchain Center of Excellence」を設立したほか、国際送金ソリューションを提供するRipple社とも戦略的な提携を結んでいます。