このコンピュータ技術は、「マルチコアプロセッサ及び並列化コンパイラ」と呼ばれ、複数のコアを持つ高性能な処理装置と、その性能を最大限に引き出す世界で唯一のアルゴリズム(コンピュータの計算手順の最適化)です。世界最高レベルの高速化と、各プロセッサの動作周波数と電圧の制御・動作停止等により消費電力を低減する自動並列化コンパイラ技術を世界で初めて開発に成功しました。この技術を中心に、米国特許第7895453号「MULTIPROCESSOR SYSTEM AND MULTIGRAIN PARALLELIZING COMPILER」等すでに30件の特許を取得、開発チップは、半導体最高峰国際会議ISSCCでも採択され、総合科学技術会議にも紹介されました。数十社もの企業と産官学連携してきた実績から研究が社会実装へ向けて動き出します。