Teradata 2015 PARTNERS User Group Conference、米国カリフォルニア州アナハイム発 ― ビッグデータ分析とマーケティング・アプリケーションを扱う、テラデータ・コーポレーション(NYSE: TDC、以下テラデータ)は、ビジネス・ユーザーがモノのインターネット(IoT: Internet of Things)データから洞察(インサイト)を引き出し、業務を活性化する2種類の新しい画期的なソフトウェア「Teradata Listener」(テラデータ・リスナー)と「Teradata Aster Analytics on Hadoop」を発表しました。これらのソフトウェアは、データをリアルタイムで取り込み、分析を通じて大量のIoTデータ・ストリームの中から特異なパターンを把握することができます。
テラデータの最新の革新的なIoTソフトウェア「Teradata Listener」は、複雑性やレイテンシを排除し、企業のデータ活用を促進します。リアルタイムでデータを取得する”Listening”機能を備えたインテリジェントなセルフサービス型のソフトウェアです。センサーやIoT機器が世界中どこにあろうと、それらから生成される複数のデータ・ストリームを収集し、データを分析エコシステム内の複数のプラットフォーム内に伝えることが可能になります。先日発表された「Teradata Integrated Big Data Platform 1800」にデータを送った場合は、JSON (Java Script Object Notation)データがネイティブでサポートされているため、大容量のデータへのアクセスができます。また、Hadoopにデータを伝えた場合は、「Teradata Aster Analytics on Hadoop」を利用して大規模な分析を行うことができます。
業界でも珍しいことですが、強化された「Aster Analytics on Hadoop」は、ビジネスですぐに利用できる、100種類以上の多様な分析技法と、Hadoop上で直接実行できる、7種類の業界特化型のアプリケーションをセットにした統合的な分析ソリューションです。これにより、企業はビジネス上の問題に対してシームレスに対応できるようになります。
これらの機能は柔軟性と使い勝手の良さを兼ね備え、企業内の難易度の高い問題に対しても、通常のビジネス・アナリストが、あたかもデータ・サイエンティストのように取り組むことができます。「Teradata Aster Analytics on Hadoop」では、1つのワークフロー内において機械学習、テキスト、パス、パターン、グラフ、統計を組み合わせて利用できます。Aster Analyticsを柔軟に導入できるよう、Teradata Big Analytics Appliance、Hadoop、ソフトウェアのみのバージョン、Teradata Cloudといった導入形式を用意しています。
●Teradata Integrated Big Data Platform 1800
10月19日に発表された「Teradata Integrated Big Data Platform 1800」は、新しいIoTに対する機能をサポートするプラットフォームです。顧客企業は、複雑な分析を大規模に実施することができ、圧縮データ1テラバイトあたり約1,000ドルの費用対効果の高い価格で提供されます。
Teradata Integrated Big Data Platform上でTeradataデータベースを実行する際には、Webアプリケーション、センサー、IoTの接続機器から生成されるXML、Name-Valueペア、BSON (Binary JSON)、JSON (Java Script Object Notation)を含む、様々な形式のデータへアクセス可能です。
「Teradata Listener」は、現在はベータ版で提供されており、2016年第1四半期より全世界で提供される予定です。「Teradata Aster Analytics on Hadoop」は、2016年第2四半期より全世界において出荷される予定です。「Teradata Integrated Big Data Platform 1800」に関しては、全世界ですでに出荷が開始されています。
関連リンク(英語):
●11月16日開催予定のウェビナー: Real Time Data Streams: What’s in it for Me?