医療機関や高齢者施設向けに「ＢＭ－２２０」の試作モデルを開発
PRワイヤー 2015年09月15日 14:30:00
２０１５年９月１５日
株式会社タニタ
脚からはじめる健康生活－運動機能の状態を簡単にチェックして介護予防
医療機関や高齢者施設向けに「ＢＭ－２２０」の試作モデルを開発
敬老の日に合わせて９月１５日より無料モニターキャンペーンを実施
健康総合企業の株式会社タニタ（東京都板橋区前野町１－１４－２、社長・谷田千里）は、
脚の筋力やバランス能力といった運動機能の状態を、誰でも簡単に確認できる計測機器「ＢＭ－２２０」の試作モデルを開発しました。高齢化の進展に伴い、要介護の原因として社会問題化しつつあるサルコペニア※１やロコモティブシンドローム※２に起因する骨折・転倒や関節疾患発症の予防が狙いで、椅子からの立ち上がり時の「パワー」「スピード」「バランス」の３項目を計測・評価します。これにより骨折・転倒や関節疾患発症の兆候を早期に確認することができます。また商品化に向けて、介護現場での課題を解消できるような商品づくりを目指し、様々な現場のニーズを収集するため、９月１５日より「無料モニターキャンペーン」を実施。タニタのウェブサイト（http://www.tanita.co.jp）で受け付けます。貸出期間は３カ月間で、医療機関や高齢者施設、介護予防教室などでのモニタリングを通じて広く知見を集め、できるだけ早期に商品化したいと考えています。
開発にあたっては、国立研究開発法人科学技術振興機構の「センター・オブ・イノベーション（ＣＯＩ）プログラム」※３を活用。これをベースに筑波大学体育系との共同研究により、業界に先駆けて簡単操作で運動機能の状態の高精度計測を実現しました。具体的には、椅子に座った状態で本体に足を乗せ、踏ん張って立ち上がるだけで計測が完了。計測台に搭載した荷重センサーが、立ち上がり時のスピードやパワー、立ち上がってからの重心移動の速さや、重心が安定するまでの時間をはかります。計測データはパソコンやタブレット端末に付属のＵＳＢケーブルをつないで転送し、専用のアプリケーションで解析。立ち上がり時のパワー、スピードは５段階、バランスは３段階で判定します。
専用アプリケーションは、市販のタニタのプロフェッショナル仕様の体組成計「ＭＣ－７８０Ａ」や「ＭＣ－９８０Ａ」にも対応しています。「ＢＭ－２２０」と組み合わせて計測することで、全身の体組成データや右腕、左腕、体幹部、右脚、左脚といった５つの部位の筋肉量のデータを加味して解析。全身の筋肉量や部位ごとのバランス、脚の運動機能の状態を総合的に評価し、新指標「総合得点」として１００点満点で全身の運動機能の状態を表示します。
一般に、加齢に伴い全身の筋肉量は減少しますが、これに伴い身体の運動機能も低下します。特に脚の筋力やバランス能力の低下は骨折・転倒や関節疾患を引き起こし、これが要介護となる原因の２割以上を占めると厚生労働省の調査で明らかになっています。これを予防するためには、自身の筋肉量や運動機能の状態を正しく把握し、必要に応じて食事や運動、リハビリなどによって改善を図ることが重要となります。
タニタでは介護予防対策の一環として脚の運動機能向上を目的に、女性専用フィットネススタジオ「フィッツミー」※４で２０１５年２月から、「ＢＭ－２２０」を使った計測とスタジオでのトレーニングをセットにしたプログラム「ロコモトライキャンペーン」※５を実施。その第１弾として「ときわ台店」（東京都板橋区常盤台２－５－３）で本プログラムを３カ月間取り組んだところ、利用者の約７割に脚の筋力向上などの改善効果が確認できました。タニタではこの結果を踏まえて、本プログラムを全国のフィッツミーに順次展開するとともに、「ＢＭ－２２０」の早期商品化を進め、国が掲げる「健康寿命の延伸」「医療費削減」に向けた介護予防などに寄与していきたいと考えています。
※１：サルコペニア
サルコペニアとは、加齢に伴い筋肉量が減少し、筋力または身体能力が低下した状態で、高齢期の日常生活活動や生活の質に大きな影響を及ぼすとされています。
※２：ロコモティブシンドローム
ロコモティブシンドローム（略称：ロコモ）とは、筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板といった運動器のい
ずれか、もしくは複数に障害が起き、歩行や日常生活に何らかの障害をきたしている状態のことで、進
行すると介護が必要になるリスクが高くなります。日本整形外科学会によると、ロコモ予備軍は全国に
４７００万人いると推測されます。
※３：センター・オブ・イノベーション（ＣＯＩ）プログラム
国立研究開発法人科学技術振興機構による公募型研究開発プログラム。現在潜在している将来社会のニーズから導き出されるあるべき社会の姿、暮らしの在り方を見据えたビジョンに基づき、企業だけでは実現できない革新的なイノベーションを創出するため、産学連携による研究開発に取り組んでいます。タニタは２０１４年より、「少子高齢化先進国としての持続性確保」をテーマにした研究ユニット『食と健康の達人』拠点に参画しています。
※４：フィッツミー
フィッツミーはタニタがプロデュースする女性専用のフィットネススタジオです。運動効果が高いと言
われている筋力トレーニングと有酸素運動を交互に繰り返す３０分間のサーキットトレーニングを提供。
定期的に続けることで無理なく健康的なからだづくりができ、運動機能向上に効果的な脚腰を中心とし
た全身の筋肉を鍛えることができるのが特徴です。
※５：ロコモトライキャンペーン
タニタでは中外製薬株式会社（東京都中央区日本橋室町２－１－１、代表取締役会長 最高経営責任者・
永山治）と連携して、ロコモの特徴である脚の運動機能向上を目的に、２０１５年２月から「ロコモト
ライキャンペーン」プログラムを共同で実施。同プログラムでは、計測とトレーニングのほかに中外製
薬の医療ネットワークを活用し、専門医によるロコモ予防セミナーを開催。第２弾は２０１５年１０月
１日より３カ月間、「フィッツミー調布駅前店」で実施予定です。
株式会社タニタ
脚からはじめる健康生活－運動機能の状態を簡単にチェックして介護予防
医療機関や高齢者施設向けに「ＢＭ－２２０」の試作モデルを開発
敬老の日に合わせて９月１５日より無料モニターキャンペーンを実施
健康総合企業の株式会社タニタ（東京都板橋区前野町１－１４－２、社長・谷田千里）は、
脚の筋力やバランス能力といった運動機能の状態を、誰でも簡単に確認できる計測機器「ＢＭ－２２０」の試作モデルを開発しました。高齢化の進展に伴い、要介護の原因として社会問題化しつつあるサルコペニア※１やロコモティブシンドローム※２に起因する骨折・転倒や関節疾患発症の予防が狙いで、椅子からの立ち上がり時の「パワー」「スピード」「バランス」の３項目を計測・評価します。これにより骨折・転倒や関節疾患発症の兆候を早期に確認することができます。また商品化に向けて、介護現場での課題を解消できるような商品づくりを目指し、様々な現場のニーズを収集するため、９月１５日より「無料モニターキャンペーン」を実施。タニタのウェブサイト（http://www.tanita.co.jp）で受け付けます。貸出期間は３カ月間で、医療機関や高齢者施設、介護予防教室などでのモニタリングを通じて広く知見を集め、できるだけ早期に商品化したいと考えています。
開発にあたっては、国立研究開発法人科学技術振興機構の「センター・オブ・イノベーション（ＣＯＩ）プログラム」※３を活用。これをベースに筑波大学体育系との共同研究により、業界に先駆けて簡単操作で運動機能の状態の高精度計測を実現しました。具体的には、椅子に座った状態で本体に足を乗せ、踏ん張って立ち上がるだけで計測が完了。計測台に搭載した荷重センサーが、立ち上がり時のスピードやパワー、立ち上がってからの重心移動の速さや、重心が安定するまでの時間をはかります。計測データはパソコンやタブレット端末に付属のＵＳＢケーブルをつないで転送し、専用のアプリケーションで解析。立ち上がり時のパワー、スピードは５段階、バランスは３段階で判定します。
専用アプリケーションは、市販のタニタのプロフェッショナル仕様の体組成計「ＭＣ－７８０Ａ」や「ＭＣ－９８０Ａ」にも対応しています。「ＢＭ－２２０」と組み合わせて計測することで、全身の体組成データや右腕、左腕、体幹部、右脚、左脚といった５つの部位の筋肉量のデータを加味して解析。全身の筋肉量や部位ごとのバランス、脚の運動機能の状態を総合的に評価し、新指標「総合得点」として１００点満点で全身の運動機能の状態を表示します。
一般に、加齢に伴い全身の筋肉量は減少しますが、これに伴い身体の運動機能も低下します。特に脚の筋力やバランス能力の低下は骨折・転倒や関節疾患を引き起こし、これが要介護となる原因の２割以上を占めると厚生労働省の調査で明らかになっています。これを予防するためには、自身の筋肉量や運動機能の状態を正しく把握し、必要に応じて食事や運動、リハビリなどによって改善を図ることが重要となります。
タニタでは介護予防対策の一環として脚の運動機能向上を目的に、女性専用フィットネススタジオ「フィッツミー」※４で２０１５年２月から、「ＢＭ－２２０」を使った計測とスタジオでのトレーニングをセットにしたプログラム「ロコモトライキャンペーン」※５を実施。その第１弾として「ときわ台店」（東京都板橋区常盤台２－５－３）で本プログラムを３カ月間取り組んだところ、利用者の約７割に脚の筋力向上などの改善効果が確認できました。タニタではこの結果を踏まえて、本プログラムを全国のフィッツミーに順次展開するとともに、「ＢＭ－２２０」の早期商品化を進め、国が掲げる「健康寿命の延伸」「医療費削減」に向けた介護予防などに寄与していきたいと考えています。
※１：サルコペニア
サルコペニアとは、加齢に伴い筋肉量が減少し、筋力または身体能力が低下した状態で、高齢期の日常生活活動や生活の質に大きな影響を及ぼすとされています。
※２：ロコモティブシンドローム
ロコモティブシンドローム（略称：ロコモ）とは、筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板といった運動器のい
ずれか、もしくは複数に障害が起き、歩行や日常生活に何らかの障害をきたしている状態のことで、進
行すると介護が必要になるリスクが高くなります。日本整形外科学会によると、ロコモ予備軍は全国に
４７００万人いると推測されます。
※３：センター・オブ・イノベーション（ＣＯＩ）プログラム
国立研究開発法人科学技術振興機構による公募型研究開発プログラム。現在潜在している将来社会のニーズから導き出されるあるべき社会の姿、暮らしの在り方を見据えたビジョンに基づき、企業だけでは実現できない革新的なイノベーションを創出するため、産学連携による研究開発に取り組んでいます。タニタは２０１４年より、「少子高齢化先進国としての持続性確保」をテーマにした研究ユニット『食と健康の達人』拠点に参画しています。
※４：フィッツミー
フィッツミーはタニタがプロデュースする女性専用のフィットネススタジオです。運動効果が高いと言
われている筋力トレーニングと有酸素運動を交互に繰り返す３０分間のサーキットトレーニングを提供。
定期的に続けることで無理なく健康的なからだづくりができ、運動機能向上に効果的な脚腰を中心とし
た全身の筋肉を鍛えることができるのが特徴です。
※５：ロコモトライキャンペーン
タニタでは中外製薬株式会社（東京都中央区日本橋室町２－１－１、代表取締役会長 最高経営責任者・
永山治）と連携して、ロコモの特徴である脚の運動機能向上を目的に、２０１５年２月から「ロコモト
ライキャンペーン」プログラムを共同で実施。同プログラムでは、計測とトレーニングのほかに中外製
薬の医療ネットワークを活用し、専門医によるロコモ予防セミナーを開催。第２弾は２０１５年１０月
１日より３カ月間、「フィッツミー調布駅前店」で実施予定です。
情報提供元： PRワイヤー
記事名：「 医療機関や高齢者施設向けに「ＢＭ－２２０」の試作モデルを開発 」