中国銀行では、顧客別、商品別、地域別など、様々な切り口で銀行の収益を一元化して把握、シミュレーションし、営業店向けの予算計画立案を高度化したいと考えていました。従来の収益管理システムではアプリケーションを構築していたため、データ分析の機動性、柔軟性に課題がありました。今回、データウェアハウス・アプライアンス「Teradata Data Warehouse Appliance 2750」を新たに採用し、さらに収益管理ソリューション・パッケージ「Teradata Value Family」(テラデータ・バリュー・ファミリー)およびテラデータの検索用BIツール「AccessNavigatorWeb」(アクセスナビゲータ・ウェブ)を導入・構築することで、日次での収益管理、予算シミュレーションの実行、また容易な分析ができるようになり、経営方針を素早く業務に反映することが可能になります。
Teradata Value Family は RAROA:Risk-Adjusted Return on Assets(信用コスト控除後資産収益率 = 信用コスト控除後収益÷資産)の要素である資金粗利益、役務収益、経費、信用コストをそれぞれ取引口座単位に計測・保有し、信用リスク経費控除後ベースの収益管理を実現するソリューション群です。金利・資金シナリオを使用したシミュレーションや予算策定・予実管理、さらに顧客別や商品別、営業店別の採算シミュレーション機能など金融機関において多くの業務をサポートします。 全行における統一的な計数・指標を、経営層から担当者まで共有することにより、本部における指標管理だけにとどまらず、営業店まで含めたトータルな統合収益管理システムを提供します。