アクセンチュア(NYSE:ACN)と ニューヨーク市パートナーシップ基金(Partnership Fund for New York City)の最新調査によると、金融テクノロジー(フィンテックあるいはfintech)ベンチャー企業に対する投資額は2014年も引き続き大きく増加し、米国における投資額は前年比約3倍に達したことが明らかになりました。
本調査をまとめたレポート「Fintech New York: Partnerships, Platforms and Open Innovation」は、5年目を迎えるニューヨーク先進金融テクノロジーラボの「デモ・デー(Demo Day)」の席で発表されました。レポートによると、2014年のフィンテック投資額は世界で122億ドルとなり、2013年の40.5億ドルと比べ3倍に達したことが明らかになりました。一方、同時期のベンチャーキャピタル全体の投資額は63%成長にとどまっています。
ニューヨーク市パートナーシップ基金は1億1500万ドルの資金を擁した「Partnership for New York City(www.pfnyc.org)」の投資部門です。本基金はニューヨーク市のビジネスリーダーがニューヨークに拠点を置く卓越した起業家(営利非営利を問わない)と接点を持ち、雇用創出や新たな事業開発の促進を支援すると共に、ニューヨーク市民による市経済への参加機会拡大を目的としています。同基金の運営は、代表兼最高経営責任者を務めるMaria Gotsch、Medidataの会長兼最高経営責任者であるTarek Sherif、およびWarburg Pincusの共同最高責任者を務めるCharles “Chip” Kayeが共同で議長を務める理事会が行っています。