「ニューヨーク先進金融テクノロジーラボ」は、アクセンチュア(NYSE: ACN)とニューヨーク市パートナーシップ基金(Partnership Fund for New York City)により2010年に設立され、これまで5回にわたって卓越したフィンテック企業をコンテスト形式で発掘してきました。12週間にわたる本プログラムは、革新的なフィンテック企業に対して大手金融機関の経営層による指導機会を提供することで、金融テクノロジーによるイノベーションを推進し、ニューヨークにおけるハイテク分野の雇用創出を目的としています。
- Pay Your Tuition (PYT FUNDS INC) - 独自開発した最適な技術プラットフォームを活用することで、低中所得の学生が民間融資を受ける支援サービスを提供します。米国では教育費の高騰により、大学の授業料が払えなくなる問題が多発しています。この課題を解決すため、クラウドファンディングと社会奉仕の概念を融合させて、成績の良い学生と金融機関をマッチングさせて学生向け融資支援を行うことで、銀行にとって低リスクとなる個人向け教育ローンを拡大させ、ポートフォリオ拡充につなげます。
- Social Alpha - トレーダーやアナリスト、ファンドマネジャーが参考すべきインサイトを提供します。大規模な機械学習および自然言語処理システムを活用することでオンラインニュースやソーシャルメディアを分析し、金融市場に影響を与える可能性を持つソーシャルメディア動向をリアルタイムで検出・配信します。
ニューヨーク市パートナーシップ基金は1億1500万ドルの資金を擁した「Partnership for New York City(www.pfnyc.org)」の投資部門です。本基金はニューヨーク市のビジネスリーダーがニューヨークに拠点を置く卓越した起業家(営利非営利を問わない)と接点を持ち、雇用創出や新たな事業開発の促進を支援すると共に、ニューヨーク市民による市経済への参加機会拡大を目的としています。同基金の運営は、代表兼最高経営責任者を務めるMaria Gotsch、Medidataの会長兼最高経営責任者であるTarek Sherif、およびWarburg Pincusの共同最高責任者を務めるCharles “Chip” Kayeが共同で議長を務める理事会が行っています。