世界スカウトジャンボリーは4年ごとに開催され、日本での開催は44年ぶり2回目となりますが、23WSJは、「和 (a Spirit of Unity)」をテーマに、7月28日から8月8日まで開催され、世界150もの国・地域から32,000人を超えるスカウトがきらら浜に集結しました。
今回の共同出展は、「From the Earth to My Life」と名づけられ、ジャンボリーの「サイエンスモジュール」会場における40以上の出展の一つですが、鉄鉱石、ボーキサイト、銅鉱石といった重要な鉱物が、鉄、アルミニウム、銅という金属に形を変え、さらに加工されてトヨタのランドクルーザーへとつながる一連の流れを示すものです。
今回、リオ ティントと共同して出展を行ったのは、前述の様々な鉱物からランドクルーザーへという展示に関して、新日鐵住金(鉄)、神戸製鋼所(アルミニウム)、JX日鉱日石金属(銅)、トヨタ自動車の各社、それに日立建機とブリヂストンの両社を加えた合計6社ですが、日立建機からは巨大なザリガニのような形の建機「アスタコ」が、またブリヂストンからは世界中の鉱山で使われている超巨大トラックに搭載される世界最大サイズのタイヤが、それぞれ出展され、場内でもひときわ目を引く展示となっています。一方、リオ ティントと日本のパートナーは、同じくジャンボリーにおいて、「Mining in Society」というテーマで出展しているボーイスカウトアメリカ連盟とも協力を行っています。
リオ ティント ジャパンの山地昇社長は、次のように話しました。
「私たちのまわりにある建物、橋や自動車、あるいは毎日使う携帯電話のようなものがそもそもどうやって作られているかを考える人は多くありません。その意味で「From the Earth to My Life」の展示は、私たちの身近にある天然資源について、そしてそれが日々の生活にとっていかに重要な役割を果たしているか、またその過程で日本の技術がいかに大きな貢献を果たしているかについて、私たちのパートナーと協力し、若い将来のリーダーたちに学んでもらえる大変良い機会です。」