2015年7月8日



MCCI Corporation



マイクロソフト社のIoTプラットフォームにMCCI社のUSBスタックを提供



2015年7月8日 ニューヨーク州イサカ - MCCI社はRaspberry Pi 2プラットフォームでのWindows 10 IoT (「Internet of Things」) Coreオペレーティングシステムの接続エンジンとしてTrueTask USBホストスタックを提供しています。



McKinsey Global Institute は、2025年までのIoT関連の年間市場が6.2兆ドルと予想しています。Raspberry Pi 2は、非常に低価格で高い演算能力を提供し、市場で人気のプラットフォームとなっています。高品質のUSBホストスタックは、Raspberry Pi 2上のWindows 10を、IoT開発の最高のプラットフォームとするために極めて重要な要素です。MCCI社のTrueTask USBホストは、MCCI社の顧客が徹底的なテストを実施し、検証の後に、大量に市場に投入されている確かな技術です。



MCCI社のテリー・ムーア社長は以下の通りコメントしています。「100億台以上のUSBデバイスが出荷され、その種類も数十万に及び、デバイス開発者にとって最も人気の高い接続インタフェースとなっています。しかし、USBホストスタックの開発は高いリスクを伴います。というのも、種々雑多な大量のデバイスと互換性を保つためのテストと要件が存在するからです。当社のTrueTask USBプラットフォームは、テストと検証は完了済みです。ですから、当社の顧客は、複雑でデリケートなUSBの接続性について煩わされることなく、IoT製品の拡張に注力することができるのです。」

今月初旬のRaspberry Pi 2向けのインサイダー・プレビュー・リリース用のWindows 10 IoT Coreにおいて、マイクロソフト社はWindows EHCIスタックと同等の品質でシノプシス社のUSBコアに対応できるUSBスタックを必要としていました。Raspberry Pi 2 SoCは、USBホスト機能にシノプシス社製DesignWare USB2.0 IPコアを使用しています。これは、従来のPCに使用されているEHCIやXHCIのレジスターモデルと互換性がありません。つまり、Windowsの標準スタックが使用できないのです。MCCI社は、シノプシス社製コアによる組込みシステムを10年間に渡り本格的にサポートし、Windows 7, 8, 10用のUSB 3.0 ホストサポートを5年にわたり提供してきた実績をもとに、Raspberry Pi 2への高度なUSBスタックのポーティングを容易に実施できたのです。



MCCI社のTrueTask USBスタックは、20年以上に渡り最先端のコンシューマ製品にUSB機能を追加するために提供され続けているMCCI社のUSB DataPumpがベースとなっています。MCCI社のTrueTask USBホストはプラットフォームに依存しません。つまり、いかなるハードウェアとソフトウェアの組み合わせでも使用できるのです。



MCCI社は、USBシステムソフトウェアの提供の他に、設計のコンサルティング、インテグレーション、カスタマイゼーション、USB検証、ハードウェアテストも行っています。



情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 MCCI社のTrueTask USBが、Raspbery Pi2のWindows 10 IoT Coreに採用される