幼稚園や保育園と違って、保護者の送迎が必要なくなる小学生。



手間はかからなくなったものの、その分「見えない」ことによる心配や不安ばかりが大きくなりがちです。



一方でそんなストレスを少しでも軽減しようというセキュリティサービスも広がりつつあります。



今回は「子ども向けに利用したいセキュリティサービス」についてご紹介していきましょう。





いざという時、現場急行サービスも利用できるココセコム




≪画像元:セコムHP ココセコム




ココセコムとはGPSと携帯電話基地局を使った高度な位置情報提供サービス



縦8cm、横4cm、幅2cm、重さ53g程度の機器なので持ち歩きにも邪魔になりません。



バッテリーは約2時間のフル充電で最大240時間の連続使用が可能です。



メリット




・ 子どもの居場所を知りたい時、パソコンや携帯電話からココセコムメンバーズ専用のHPにアクセスして、簡単に居場所の確認ができる。



・ 現場急行サービスの要請があれば、全国約2,800ケ所の緊急発進拠点から緊急対処員が迅速に駆けつけることが可能。



・ 子ども本人が何らかの危険を感じた時、機器のボタンを押すことでオペレーションセンターが通報信号を受信、ご家族へ連絡し現場急行の必要性を確認する。



・ 操作はボタンひとつのみ。簡単なので小さい子どもも使いやすい。



安否確認ができる「しらせてコール」




子どもに安否確認を取りたい時は「しらせてコール」が便利。専用HPから安否確認の信号を送信することで、ココセコム本体が振動して本人に知らせます



応答する側の子どもはボタンを押すだけの簡単操作でOK。



この応答の有無はHPにも表示され、同時に位置確認も行なえます。



一定時間内に応答がない場合、現場急行サービスの要請があれば緊急対処員が急行し子どもの安全確保に努めます





≪画像元:セコムHP ココセコム




費用




・ 加入料金… インターネットからのお申し込みは4,500円、郵送の場合は5,000円



・ 標準充電器… 2,000円



利用プラン
  



・ 毎月10回プラン(専用HPからの検索が毎月10回まで無料)… 900円



・ 毎月30回プラン(専用HPからの検索が毎月30回まで無料)… 1,900円



・ 毎月60回プラン(専用HPからの検索が毎月60回まで無料)… 2,900円



・ 無料検索回数を超えた場合は、1回の検索につき… 100円



・ 電話で位置確認をする場合は1回… 200円



・ 現場急行サービスを利用した場合は1回につき… 1万円



※すべて税別の料金となっています。





東急セキュリティの「エキッズ」




≪画像元:東急セキュリティHP エキッズ




「エキッズ」とは、ICカード「PASMO」を利用した子ども見守りサービスです。



子どもがPASMOを利用して東急線の自動改札機や、東急バス運賃機をタッチするとその情報が保護者にメール配信されるシステムです。



利用条件




利用できる対象者は、小学生から20歳まで。



小学生は「小児用PASMO」、中学生以上は「記名PASMO」、もしくはPASMO対応のバス定期券が必要です。



費用




子ども1名、メールアドレス1つにつき月額500円(税別)。



契約は4~9月、10~3月の半年契約で、半年分を前払いするようになっています。



マンション向け子ども見守りサービス




PASMOを利用した「マンション向け子ども見守りサービス」も展開中。



PASMOをマンションの共用部エントランスキーとして登録することで、エントランスを通過したことが保護者にメール配信されるシステムです。



学校や学童、塾向けの子ども見守りサービス






≪画像元:東急セキュリティHP




更に「東急セキュリティ」では学校や学童、塾向けの子ども見守りサービスも行なっており、

・ 学校の登下校



・ 塾の入退室

PASMOやSuica等のICカードで、専用のカードリーダーにタッチすると保護者にその情報がメール配信されます。



また公立小学校向けには「セミアクティブICタグ」という専用のタグをランドセルに入れることで、カードリーダーへのタッチが不要になり、学校の校門を通過するだけで通過情報が配信されるというシステムもあります。



こちらは関西を中心に約800校が導入済み。一斉メール配信サービスもセットになっています。





オムロンの見守りカメラセンサ「家族目線」




≪画像元:オムロンHP 見守りカメラセンサ




オムロンから販売されている家族を見守るセンサ「家族目線」。



・長距離や広角にも対応できる高機能カメラを搭載



・専用アプリをダウンロードすることでスマホやタブレットでの閲覧が可能



・無線LANでの簡単接続



・壁や天井など様々な場所への取り付けが可能



・赤外線に対応しているため、夜間など暗い場所での撮影もOK



専用アプリ「家族目線おるすばん」




顔や動きを検知して、家族の誰が帰宅したのかをスマホやタブレットにお知らせします



顔を検知して事前に録音していたメッセージを伝えることも可能です。



また不在時の異常も検知。不在時の部屋に人の動きや音などがあればスマホやタブレットに通知します。ライブビューで現在の状況をチェックすることができます。



子どものお留守番にも安心ですよね。



愛犬、愛猫を見守る「家族目線ペット」






≪画像元:オムロンHP 見守りカメラセンサ




ペットを見守るだけでなく、音声を届けることも可能。イタズラしているのを見付けたら、叱ることも出来るんです。



赤ちゃんを見守り、育児をサポートしてくれるのは「家族目線あかちゃん」




音声と動きでぐずり始めをお知らせしたり、赤ちゃんの笑顔を検知して自動撮影、スマホに通知したりといったことも可能です。



また予め決めた時間に撮影してフォトビューアで確認。SNSに連動しているので、そのまま投稿出来ちゃいます



離れた家族を見守り、暮らしの安心をサポートする「家族目線シニア」




毎日決まった時間に動きを検出し、活動を見守ります。普段の活動時間帯に動きが見られない場合は家族のスマホやタブレットに通知。



心配な時はライブビューで顔を見ながらの会話も可能です。



また表情や動きを検知して毎日の記録をグラフ化。表示されるグラフから、その日の元気度が分かるようになっています。



「家族目線」本体のメーカー希望小売価格は2万9,800円。税込み・送料込みの金額となっています。





≪画像元:オムロンHP 見守りカメラセンサ






心配や不安を少しでも軽減させるために


子どもを狙った凶悪な事件が後を絶たない今。



子どもの安全は家族だけでなく、社会全体で何よりも優先させたい大きな課題でもあります。



特に小学校入りたての時期には、時短勤務などを利用して子どもが家を出る時、帰って来る時に保護者が在宅していられるような取り組みも必要なのではないでしょうか。



保護者の心配や子どもの不安を少しでも取り除くためにも、ここに挙げたようなサービスがもっと広がり、利用しやすくなることを期待したいと思います。(執筆者:藤 なつき)



情報提供元: マネーの達人
記事名:「 【子どもの防犯】現場へ急行など、多種多様なサービスを提供してる3社をご紹介。