買い物をするときの基準って、人によって違いますよね。
食材や日用品などは、「必要だから」という理由で、とくにあれこれ考えずに買う方が多いかと思いますが、服やバッグなどの小物、趣味に関するものなどは、値段によっては買うかどうか迷うときがあるかと思います。
また、とくに迷わず買ったけれど、意外と不要だったものやタンスの肥やしになってしまったものもあるでしょう。
今回は、私が最近ハマっている、買い物基準についてご紹介します。
その名も「それが2倍の値段でも買うか?」ルールです。
何を基準にものを買っていますか?
あなたは買い物をするとき、何を基準に買うかどうか判断していますか?
「これは生活に必要だから」
「質がしっかりしているから」
「安いから」
「なんとなく好きだから」
など、買うものやシチューションによって、少しずつ変わるかと思います。
私は以前、服やバッグ、趣味に関するものを購入するときは、気に入ったものでも値段と質を見て、バランスのとれているものを買うようにしていました。
お洋服の場合
例えば、服の場合、まずは気に入ったものを手に取ってみて、デザインや色、生地の質を見てから値段をチェックし、「この値段ならいいかな」と感じたものだけを買っていました。
しかしある日、買ったときはいい買い物をしたと満足していたけど、意外と使わなくなってしまったものがあることに気づきました。
反対に、同じような買い物基準で買ったものでも、とても気に入って使い続けているものもあります。
両者の違いはなんだろう…と改めて考え直してみたとき思ったのが、ものすごく気に入ったものはたとえそれが2倍の値段でも買っていただろうということでした。
「それが2倍の値段でも買うか?」ルールとは
お気に入りのものは、たとえ2倍の値段でも買っていたということに気づいた私は、それ以降、買い物のときは「それが2倍の値段でも買うか?」ルールを採用することにしました。
食材や日用品などは除外して、意外と高額になりがちな服やバッグ、趣味に関するものを買うときに適用します。
このルールで、最近買い物に成功したのは財布です。
予算を5~10万円と設定して、本当に気に入ったものを買おうと思って、お店に行きました。
店頭で、「すごくいい財布が見つかった!」と思って値段を見たら、3万円弱でした。
私はたとえその財布が2倍の値段でも買っていたので、とてもいい買い物をした気分になって買って帰りました。
おかげで、買ってから1か月たった今でも、とてもいい買い物をしたという思いが続いています。
「それが2倍の値段でも買うか?」ルールで誘惑に勝てた!
反対に、「それが2倍の値段でも買うか?」ルールで買わずに済んだものもあります。
それが服とバッグでした。
セール品でとても安くなっており、魅力を感じた服があったのですが、2倍の値段だったらほしくないということに気づき、買うのをやめました。
今振り返ってみると、あのとき誘惑に勝つことができてよかったと感じています。
もし、2倍の値段でもほしいと思うことができていれば、それは一時の欲ではなく、本当に大切に使い続けることができるものだったと思います。
しかし、2倍の値段ならほしくないと思えるものは、自分にとっては本当に必要なものではなかったのでしょう。
バッグも、「値段の割にはしっかりしている」と思ったものがあったのですが、2倍の値段だったら買わないということに気づき、買うのをやめました。
これも、もしあのとき買っていたら、タンスの肥やしになっていたでしょう。
「それが2倍の値段でも買うか?」ルールは買った後の後悔がない
買うかどうか迷ったとき、どう判断すればいいのか分からなくなるときがありますよね。
「質がよくて値段も安いけど、どうしよう」と思ったときは、「それが2倍の値段でも買うか?」ルールを試してみてください。
この判断基準で買うかどうか決めたものは、後で「買わなきゃよかった!」、「買っておけばよかった!」という後悔がほとんどありません。
本当に自分に必要かどうかを見極めることができるので、おすすめです。(執筆者:垣内 結以)
情報提供元: マネーの達人