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1 | 市場からの調達額 | 公開価格×公開株数で計算する。 「市場からの調達額」が大きい(流通株式数が大きい)場合、初値を上昇させるためには相当数の初値投資家が必要となってくる。逆に、「市場からの調達額」が小さい場合、それほど多くの初値投資家がいなくても、ちょっとした熱狂で初値は上昇することになる。初値騰落率が「市場からの調達額」に反比例する傾向が得られたため、説明変数に加えることにした。 |
2 | 上場する市場 | 「上場する市場」は、「市場からの調達額」と相関が高い変数であるため、「市場からの調達額」の影響を除いて検証を行った。「市場からの調達額」の影響を控除した後でも、「上場する市場」は一定の説明力を有したことから、説明変数に加えることにした。 カテゴリー:東証一部、東証マザーズ、東証JASDAQグロースなど |
3 | 業種 | 初値投資では業種しか見ていない投資家も少なくないかもしれない。例えば、「情報・通信」というだけで、初値買いをする投資家もいるかもしれない。業種も一定の説明力を有したため説明変数に加えることにした。 カテゴリー:情報・通信、サービスなど33業種 |
4 | 主幹事 | 幹事証券会社が売れ残りリスクを嫌うなどの理由で、公開価格を低く設定する傾向があるかもしれない。時期によって、「主幹事」の違いが一定の説明力を有したことから説明変数に加えることにした。 カテゴリー:各主幹事証券会社 |
5 | JASDAQインデックスのリターン | 新興市場のセンティメントは初値騰落率の平均的な水準に大きな影響を与える。過去の一定期間の新興市場のリターンを説明変数として加えることにした。 |
6 | 公開価格 | 公開価格決定の時点で、仮条件の上限価格に達しなかった銘柄は、初値上昇の可能性は低いと考えられる。公開価格が仮条件の上限となったか、そうではなかったかを説明変数として加えることにした。 カテゴリー:仮条件の上限、又は、それ以外 |
A | B | C | |
銘柄1 | 80% | 15% | 5% |
銘柄2 | 1% | 1% | 98% |
カテゴリー | 初値騰落率 | ブックビルディング参加基準の例 |
A | +100%以上 | 積極的に参加する。 |
B | +30%以上 +100%未満 | 参加する。 |
C | +30%未満 | 参加に慎重になる。 |