花粉症の必需品「ティッシュの節約術」
花粉症の出費の中でも、ティッシュが占める割合は大きいものです。花粉症は常に鼻をかむため、鼻の下が真っ赤になってしまいます。
保湿ティッシュや柔らかさを売りにした高級ティッシュにも手が伸びますが、一箱200円前後と高額な商品が多いようです。
そこで今回は、チリも積もれば山となるティッシュの節約術を紹介します。
「安かろう悪かろう」の節約ではなく、お金をかけずに少しでも快適に花粉シーズンを乗り切るために手間がかからないアイデアを集めました。
箱なしティッシュ
一般的なボックスティッシュンは400枚200組入りが5パック250円程度で販売されています。花粉シーズンは、1日1箱使ってしまうこともあり、ティッシュ代は節約のキーポイントの一つです。
ティッシュ代を簡単に節約するためには、箱なしティッシュを購入するといいでしょう。箱なしティッシュは、ごみの減量を目的として販売されている商品ですが、箱がない分価格も抑えられています。
5パック200円程度で販売されています。箱なしティッシュは、紙製のボックスの代わりにビニル素材の袋にティッシュが入っています。
ビニル素材の袋の状態でも使えますが、残量が少なくなってくると、とても使いにくくなる短所があります。少しでもストレスフリーな節約をするためには、箱なしティッシュ用のケースを購入することをおすすめします。
保湿ティッシュは自宅で簡単に手作り
鼻をかみつづけていると鼻の下が赤くなり、乾燥して痛くなることも多いでしょう。そんなとき、保湿ティッシュの柔らかさはありがたいものです。
一箱200円でも購入したくなりますが、実は保湿ティッシュも自宅で簡単に手作りすることができます。
しかも、ローション量が調節できるメリットがあるのです。
材料と作り方
・ 水100cc
・ にがり小さじ1杯
・ グリセリン小さじ1杯
これらを混ぜてスプレーボトルに入れるだけで完成です。
使い方
一般的なティッシュにシュッとスプレーするだけで、保湿ティッシュになります。
グリセリンは化粧水に使われるもので、薬局やドラッグストアで購入できます。にがりは豆腐を固めるときに使うものなので、口に入っても安全です。
注意点
グリセリンやにがりの量を多くすればするほど効果があると思われがちですが、グリセリンはアルコールの一種のため、入れすぎてしまうと逆に乾燥してしまいます。
アルコールでかぶれてしまう可能性がある人は、使用前にテストしてみるなど、注意が必要です。
もしも、使ってみてさらに潤いが欲しい時には、濃度を濃くするのではなく、スプレーする回数を増やしてみるといいでしょう。作ったローションは、1週間程度で使い切るようにしましょう。
気持ちを楽にする節約術「ハッカスプレー」
花粉シーズンは、鼻がつまり頭がボーッとするため気持ちまで滅入ってしまいます。
鼻づまりを解消させるスプレーも効果がありますが、1日の使用回数に制限があるため頻繁に使うことができません。
そんなとき、気持ちをさわやかにしてくれるアイテムが手作りのハッカスプレーです。
材料と作り方
水100ml
ハッカ油1ml
混ぜるだけで完成です。
ハッカ油
インターネットや物産展で天然の物が市販されているので、添加物のないものを選ぶといいでしょう。
20ml単位で販売されていることが多く、数百円の商品もあれば、国産の高品質な商品は千円以上で販売されています。ハッカスプレーは室内に散布するため、高品質なハッカ油で作ることをおすすめします。
保管方法
完成したハッカスプレー液は、ポリプロピレン(PP)かポリエチレン(PE)のボトルに保管してください。
ポリスチレン(PS)は溶けることがあるため、ハッカスプレーには使用しない方がいいでしょう。
マスクにスプレー
ハッカの香りが好きになると、ハッカスプレーをマスクに直接スプレーしたくなるかもしれません。
しかし、ハッカスプレーをマスクに直接スプレーしてしまうと、香りが強すぎてしまうことがあります。
マスクにスプレーするときには、マスクの外側にスプレーするといいでしょう。ただし、小さな子供にはハッカの刺激が強いことがあるため注意が必要です。
ハッカスプレーに使うハッカ油の量はとても少ないため、ハッカ油が余ってしまうことが考えられます。ハッカ油は、ハッカスプレー以外にも用途が広く、夏になれば虫よけスプレーとしても利用できます。
やらないほうがいい節約術
花粉対策グッズは毎年たくさん市販されています。その中でも、花粉症対策のカーテンは毎年テレビコマーシャルで見かけるようになりました。
花粉症対策の第一歩は、室内に花粉を持ち込まないことと言われるため、カーテンは花粉症対策には大切なアイテムと言えるでしょう。
カーテンは、安くても数千円はするため
「買わずに自分で手作りしたほうが安いのではないか」
と思う人もいるかもしれません。
しかし、なんでも手作りすることが節約につながるとは限らないのです。カーテンは、手作りよりも買う方が節約できるアイテムの一つです。
なぜならば、カーテンを作るための生地量はとても多いため1メートルあたりで購入すると、それだけでカーテン代金よりも高額になります。
時と場合によっては「買う店を選ぶ」ことが節約になることもあるのです。(執筆者:式部 順子)
情報提供元: マネーの達人