最近は、誕生日やクリスマスなどの特別な日ではなくても自宅にママ友や子供たちを招いてホームパーティをする人が増えているようです。
ホームパーティは招かれる方なら楽しいけれど、招く側になると飾りつけや食事の用意など意外と経済的な負担が大きくなります。
今回は、どんなパーティにも使える節約術を紹介します。
お菓子が入ったくす玉「ピニャータ」を手作りしよう
中が空洞になった人形やくす玉の中にお菓子を詰めたものです。
パーティの目玉の出し物として行われ、天井からつり下げられたピニャータを子供が棒でたたいて壊し、こぼれ落ちたお菓子をみんなで拾います。
ピニャータは、お菓子が詰められた状態で市販されていますが、平均3,000円とかなり高額です。パーティ費用を節約するなら、ピニャータは手作りしてみましょう。
ピニャータの作り方
材料は、風船と新聞と小麦粉です。
中に詰めるお菓子は軽い物を選んだ方がピニャータをつりさげた時に落下の心配がなく安心でしょう。
作り方は、風船を作りたいピニャータの大きさまで膨らませます。
膨らませた風船の周りに、新聞紙を張り子のように貼っていきます。
新聞紙は5cm程度の帯状に切っておくと貼りやすいでしょう。風船全体をしっかり新聞紙で覆ったら、数日かけてしっかりと乾かします。
新聞紙が固く乾いたら、中の風船を割るだけです。新聞紙を貼るときは、小麦粉を水で溶いたものを糊として使うことをおすすめします。
市販の文具用の糊で貼ってしまうと、接着力が強すぎて風船から新聞紙が離れなくなってしまいます。中の風船を割って、きれいな空洞ができたら中にお菓子を詰めましょう。
このとき、割れやすいように半分に切ってからお菓子を詰めたほうがいいかもしれません。お菓子を詰めたら、新聞紙が見えないように折り紙や包装紙で飾りをつけます。
切れ目を入れた場合は、上から折り紙を貼って、切れ目を軽く閉じておきます。
完成したピニャータは、天井からぶら下げて子供たちが棒でたたいて割ります。
たたく棒も市販されていますが、安全面から考えて新聞紙を丸めて作った棒で代用したほうがいいでしょう。
ピニャータを上手に作るコツは、帯状に切った新聞紙を網目状に厚めに張り、しっかり乾燥させることです。
自然の中には「飾り」がたくさん!
パーティの飾りつけは、節約できる需要ポイントです。
最近は、クリスマスでなくてもおしゃれなパーティ用のリースが市販されています。しかし、豪華なリースもお金をかけずに手作りすることができるのです。
まず、リースの芯には朝顔のつるを使います。朝顔のつるは、家庭で育てた朝顔が咲き終わった後に捨てずに乾かしておくだけです。
乾いたつるで輪を作ればリースの芯ができあがります。
リースの飾りつけは、折り紙やお菓子のおまけでもかわいいですが、拾った松ぼっくりやドングリを使ってもおしゃれで本格的なリースになります。
ただし、拾ってきたドングリと松ぼっくりには虫が入っている可能性があります。拾ってきたら適切な処理をしてから使いましょう。
処理の方法は、鍋で5分茹でるだけです。茹でたドングリと松ぼっくりは、しっかり乾かします。湿った状態で保管しておくと、みるまにカビがはえてしまいます。
パーティ料理は大皿料理で節約
自宅でパーティを開くとき、一番気になるものが料理ではないでしょうか。
参加者が持ち寄ってくれると言っても、自宅に招く以上は何かしら準備しておきたいものです。
パーティ料理は、量が必要なため一つ一つに手間と時間をかけるわけにはいきません。
そこでおすすめする料理が大皿料理です。大皿料理は、見た目が華やかでメニューによっては節約が可能です。
パーティでおすすめするメニューは、パエリアやグラタンです。パエリアは、魚介をたくさん使った料理ですが、魚介は材料費がかかるだけでなく子供によってはアレルギーが心配かもしれません。
エビの代わりに鶏肉を使ったり、ムール貝の代わりにあさりを使ったりして、オリジナルの料理を作ってみましょう。
また、グラタンも材料を臨機応変に変えられるメニューの一つです。見た目が華やかになるように飾りつけして焼くだけで、ケーキにも負けない存在感が出るでしょう。
割れにくいシャボン玉でパーティを盛り上げよう
親子連れのパーティでは、大人も子供も楽しめることが必要です。
シャボン玉なら、子供の年齢が多少違っても、みんなで楽しむことができるのではないでしょうか。
シャボン玉液も手作りすれば、節約になります。材料は、浴用の石鹸と砂糖だけです。
台所用の中性洗剤を使った方が丈夫なシャボン玉ができますが、万が一飲み込んでしまったら大変なので、固形石鹸の使用をおすすめします。
石鹸を水150mlに溶かして、小さじ1杯の砂糖を加えるだけです。
溶かす石鹸の量は、石鹸によって差が大きいため試しに膨らませながら加減してみてください。
水は水道水よりもカルキが抜けた浄水器の水を使った方が割れにくくなります。
砂糖を入れることで、シャボン玉の水分蒸発がゆっくりとなり、割れにくくなるのです。砂糖の代わりに洗濯のりを溶かしても同じように割れにくくなります。(執筆者:式部 順子)
情報提供元: マネーの達人