相場のおよそ7割は「持ち合い」だと言われています。7割を占める「持ち合い」の攻略なくして、相場で勝利することはできません。
今回は相場の「持ち合い」を「ドル箱」に替えるための秘密をご紹介していきたいと思います。
相場のおよそ7割は「持ち合い」は本当なのか?
≪参考:ドル円週足2年足チャート≫
「持ち合い」とは相場で値動きがあまりない状態を言います。上下に大きく動かないため大負けや大勝がないかわりに低リスクで投資することが可能です。
116.46~125.85のレンジがおよそ2015年2月~2016年2月までおよそ1年間続いています。
また、99.53~107.47のレンジが2016年6月~2016年11月までおよそ5か月間続いています。
ドル円の2年レンジで考えると、17(ヶ月)÷24(ヶ月)×100(%)=70.83333333…となり、ほぼ7割に近い数値になりました。相場格言である「相場の7割は持ち合い」は本当だったのです。
7割の期間を攻略すれば、「ドル箱」になる!
相場の7割の期間は「持ち合い」です。ならば、この「持ち合い」を攻略することができれば、当然「持ち合い」は「ドル箱」になります。
FXで常時利益を上げるコツはこの「持ち合い」にあると言っても過言ではありません。
では実際どのように攻略すればよいのでしょうか?
上記のチャート2016年6月~2016年11月の値動きで見ていきましょう。
≪参考:ドル円2016年6月~2016年11月の日足チャート≫
ⅰ 7/8日の101円割れ
6/24の100円割れは基本的にスルーします。理由は底値を想定することができず、事前に作戦を立てにくいからです。
そして通常2番底を待ちます。低リスクハイリターンのトレードです。
7/8日の101円割れの場合はLC(損切り)を99円に設定すればよいので作戦が立てやすくなります。利確は7/21の高値106.81あたりが目安になりますので、101-106を簡単に取ることができます。
このように「持ち合い」では範囲が決まっているので、事前に作戦を立てやすいといった特徴があります。
ⅱ 7/27の106円越え
7/21に付けた107.47を抜かない場合、「持ち合い」では売りポイントになります(こちらも2番天井狙い)。106以上は強気で売りを仕込むポイントです。
ここでもLCは107.5と簡単に設定でき、事前に作戦が立てやすくなっています。
利確はレンジ内で101と簡単に設定することができ、106-101を簡単に取ることができます。持ち合いではレンジ内で「往復」を狙うことでリータンを増やすことが可能です。
このように、「持ち合い」でのトレードの特徴は以下になります。
・事前に作戦を立てやすい(イン・LC・アウトが明確で迷うことがない)
・低リスク、ハイリターン(基本2番天井・2番底狙いで楽々トレード)
・指値対応のみで副業トレーダーでも簡単に参加できる
・往復ゲットでリターンを2倍に伸ばすことが可能
持ち合いでのトレードはレンジが決まっているため、誰でも低リスクで簡単に売買をすることが可能です。
今回は説明に日足を使いましたが、15分足・5分足でもこの持ち合い攻略は可能です。チャンスは無数に落ちていることになります。
皆さんも「持ち合い」を「ドル箱」に替えてFXで勝ち組になりませんか。(執筆者:佐藤 れいな)
情報提供元: マネーの達人