2017年相場が、始まりました。



今年が、どんな一年になるのか、想像しきれない年始となっていますが、私のスタイルは「想像が出来るか? 出来ないか?」は、まったく関係なく取引することができます。



逆に想像しすぎないでやる取引が結果をもたらすものとして、日々の相場と向き合っていきたいと思います。



大発会後は好調なスタート 上昇トレンド継続中




≪2017大発会 画像元:東洋経済online


1月1週目は、3営業日となり、さらに連休に突入となる週とで、明確な方向感は出し切れず、年末の押し目か調整かという場面からは、急反発したものの、高値圏もみ合い的な動きとなる一週間でした。



年始、大発会早々、大陽線を形成して、昨年末の直近高値を更新してのスタートとなり、一気に上値追いをイメージさせての年始となりましたが、大きく上値追いすることはなく、揉み合いとなるような値動きとなっています。



2013年の時を彷彿させる値動きで、勢いよく上値追いの後、小幅なレンジでの揉み合いをして日柄調整後、再度勢いよく上値追いというパターンを作っているように見受けられる状況です。



しかし、いつ本格調整になるか? と構えながらの上値追いとなっているのが現状な為、なかなか大きく利益を積み上げることは難しく、細かく利確しながら玉を回すという方法での建玉の操作となっています。



したがって今のところは、上昇トレンド継続中ですので、買い玉を多めにして、買い玉を早めに入れ、売り玉は少なく、売りの玉建ては遅めでひきつけてとなります。



そうなると、買い玉は、陰線で2本目には入れる必要がある相場環境に見受けられます。その操作もいつまで通用するか、見極めながら注意深く様子を見ていかなくてはと思います。



現状分析




トレンドラインは、上は変わらず2万円処の(一昨年の12月1日)の横軸が目先で、その上は2015年の高値処2万900円の横軸と考えます。



下は、25日線がメインとして、25日線とほぼ変わらないですが、12月5日と30日を結んだラインが目先のサポートラインと考えます。その下は、昨年12月1日の高値の横軸と考えます。



そうなると今のところ、上が2万円前後 下が1万9100円と、狭いレンジでの動きが想定されますので、このレンジから離れるときは、上下1000円の振れ幅が目先ブレイクの後の動きとして想定しています。



テクニカル指標




一目均衡表では、雲のねじれで一旦 天井を付けたのち揉み合いを形成していますが、シグナルとしては上昇トレンド継続中の動きとなっています。



ボリンジャーバンド




+2σから押してTPライン近辺まで降りてきた後 反発して+1σで折れて週末入りとなったことで、高値更新はしているものの、上値の重さは意識しているように見受けられます。



しかし、上値追い過程と考えれば、当然ですが上昇トレンド継続中ですので再度+2σまでの上昇が想定されます。



スローストキャスト




上向きの2本のラインの角度を見ると、上昇力の強さを見せつけています。



この後、高値圏まで来ているラインが、すんなりデットクロスして下りていくか? 高値圏で横ばう形で上昇力の強さをアピールするか?



どちらにせよ直近で下落をイメージづける動きにはならないことが想定されます。



総合判断




一貫して上昇トレンド継続中という値動きです。



反対を意識するとしたら、フォーメーションで、2番天井が上に来ている変形のダブルトップの可能性だけは意識して、この後、押すときに12月30日を割り込むことがあれば、下への加速の可能性があるということを頭の片隅においては置くべきと考えます。



ただ今のところ、トレンドは上昇ですので、上値追いしてくる可能性の方が高いと考えるのが妥当かと思います。



ですので、少し押したら買い迎え、吹き上がったら買い玉の利確で、売りは保険レベルという操作が当面続くと考えます。



2017年、あいかわらず簡単に判断が出来ない相場となっていますが、どんな相場でも、上値メド下値メドをたてて、近づいたら玉の操作を徹底していれば、大きな損出が出ることなく、トレンドが出来たときに利益が積みあがるというパターンが出来るはずです



2017年も引き続き皆様に有益な情報が配信出来るように努力してまいります。今年も、何卒お願い申し上げます。(執筆者:殿村 純奈)



情報提供元: マネーの達人
記事名:「 2017年の日経平均は上昇トレンド継続中 上値メド下値メドをたてて対応を