ほかの家庭が裕福そうに見えることってありませんか?


もちろん高収入だと知っているご家庭なら、生活ぶりがゴージャスでも当たり前だから比較することもないでしょう。



ですが、同じくらいの世代で、職業なども知っている仲の家庭でも、明らかにゆとりがありそうなお宅があります。



たとえば…








・ 旅行に頻繁に行っている

・ 高級車に乗っている

・ 相場より高そうな高級物件に住んでいる



など。

「同じくらいの世帯収入のはずだし、うちもできないことはない」

とばかりにマネをして、旅行をちょくちょくしたり、ちょっといいモノを買ってみたりという生活をあたり前にしてしまうと、貯金ができない! という事態になってしまいます。



「まわりもそうしてるし」という理由で、なんとなくお金の使い方がゆるくなってしまうことはないでしょうか





「懐事情」は外からはわからない


よく知っている友だちだと、ふだんの会話から収入が同じくらいだと勝手に思いこんで、同じような生活をしているから「貯金もできていないよね」と安心していませんか?



たとえば…




・ 実家からの援助があり住宅ローンがない、または少額しかない。



・ 実は不動産投資やサイドビジネスなどで副収入がたくさんある。



などなど、外からはわからないけど、実はかくれ収入が多い家庭ということがあります。そういうことは外から見てもわかりませんし、自ら言うこともありませんよね。



支出が多くても、貯金はしっかりできているのかもしれません。







実家からの援助も、副収入も全くない、ふつうのサラリーマン家庭の場合




うちだってこのくらいいいよね、ということを続けていると貯金ができないことは明らかです。



だから「貯金ができないのはうちだけじゃない」と勝手に思いこんで安心するのは危険です。





ほかの家庭に合わせて住居費で背伸びしない


生活レベルを上げ続けるとなかなか貯金が増えません。とくに、住居費が高額だと貯金がなかなか貯まりません。



いちばんお金がかかる住居費でムリをしてしまうと、日常の細かいところで節約をしてもどうにもならなくなることがあるのです。



「みんなこのグレードの家に住んでいるから、大丈夫」ではダメ


自分の収入で貯蓄をしながら払える物件

に住むようにしましょう。



家を借りる時には、家賃がちょっと高いかなと感じたら妥協をせずに収入に見合った物件を根気よく探すこと。



ローンを組んで家を購入する時にはなおさら、背伸びしてがんばらないと払えないような価格の物件にしないことが大切です。









生活レベルを上げなくても満足感を得られるように


「分相応な生活」というのは本当に大切。ほかと比較してばかりでは幸せにはなれません。

収入の10~20%を貯金した上でできる程度の予算で、旅行や趣味などを楽しめるように工夫しましょう。

貯金イコール幸せとは限りませんが、「貯金がある」という心のゆとりがあると、ふしぎと生活レベルを上げなくても満足いく生活が送れるようになりますよ。(執筆者:野原 あき)



情報提供元: マネーの達人
記事名:「 友達の家庭をマネしてお財布の紐がゆるんじゃってませんか?