ガソリン代を抑える運転。国の目安は「最初の5秒で時速20km」のふんわり発進
ガソリン代を抑える運転。国の目安は「最初の5秒で時速20km」のふんわり発進

秋の行楽で車を出す日が増えると、給油のたびにガソリン代が気になってきます。車を買い替えなくても、燃費は運転のしかたで変わります。警察庁、経済産業省、国土交通省、環境省の4省庁でつくるエコドライブ普及連絡会は、発進や減速、タイヤの空気圧などについて燃費の目安を示しています。次の給油までに、できそうなものから一つ試してみませんか。

走り出しと止まり方で変わる燃費

まず意識したいのが、発進のしかたです。エコドライブ普及連絡会の「エコドライブ10のすすめ」は、穏やかにアクセルを踏んで発進し、最初の5秒で時速20km程度になるのを目安に挙げています。名前は「ふんわりアクセル」で、焦らない穏やかな発進は安全運転にもつながるとしています。

走り出してからは、一定の速度を保つのが基本です。車間距離が短いと加速と減速の機会が増え、市街地では2%程度、郊外では6%程度も燃費が悪くなるとされています。車間距離にゆとりをもち、速度の変化が少ない運転を心がけます。

止まるときは、信号が変わるなど停止するとわかった時点で、早めにアクセルから足を離します。こうするとエンジンブレーキが働きます。坂道を下るときにも、エンジンブレーキを使うよう案内されています。

タイヤの空気圧と積みっぱなしの荷物

見落としやすいのが、走る前の車の状態です。タイヤの空気圧は時間がたつと少しずつ下がるため、空気圧のチェックを習慣にするよう呼びかけられています。目安になるのは適正値で、そこから不足すると燃費が悪くなります。

荷物も燃費に響きます。運ぶ必要のない荷物は車から降ろすのが基本で、たとえば100kgの荷物を載せて走ると、3%程度も燃費が悪化するとされています。

停車中のアイドリングにも気を配ります。待ち合わせや荷物の積み下ろしで止まっている間は、アイドリングをやめるよう呼びかけられています。ただし、交差点で自分でエンジンを止める手動のアイドリングストップは、ブレーキの効きが悪くなるなど安全面に問題があるとして、注意が促されています。自動でエンジンが止まる機能を備えた車は問題ないとされています。

数字は条件つきの目安として読む

国が示す数字は、それぞれ条件つきの目安です。主なものは次のとおりです。

ガソリン代を抑える運転。国の目安は「最初の5秒で時速20km」のふんわり発進

金額の例もあります。資源エネルギー庁の担当者は、2026年8月2日放送の政府広報のラジオ番組で、一世帯あたりのガソリン代を平均で年間6万円としたうえで、さまざまな前提条件はあるものの、ふんわりアクセルで年間およそ6,000円の節約が期待できると話しています。車をよく使う地域では、より大きな効果が期待できるとも説明しています。

次の給油までに始めたいこと

エコドライブ10のすすめは、自分の車の燃費を把握する習慣も勧めています。燃費計などで今の燃費を確かめておけば、発進を穏やかにした、空気圧を確かめた、荷物を降ろしたといった変化が数字で見えてきます。まずは次の給油までの間、ふんわりアクセルから試してみてください。

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情報提供元: マネーの達人
記事名:「 ガソリン代を抑える運転。国の目安は「最初の5秒で時速20km」のふんわり発進 」