お風呂のガス代、まず追い焚きを減らす。資源エネルギー庁の目安は続けて入ること
朝晩が冷えてきたのに家族の入浴の時間はばらばらで、気づけば入るたびに追い焚きのボタンを押している、という家も多いのではないでしょうか。資源エネルギー庁が示す目安とその前提を押さえて、今夜の入る順番から変えてみませんか。
お湯が冷めるたびに追い焚きのガスを使う
浴槽のお湯は、だれも入らないあいだも少しずつ冷めていき、ぬるくなったお湯を温め直す追い焚きにはそのたびにガスを使います。入浴の時間がそろわない家庭では、後から入る人がそのつど温め直すことになりがちです。
資源エネルギー庁の省エネポータルサイトは、お風呂の省エネ行動として「入浴は間隔をあけずに」を挙げています。あわせて、フタをしないと浴槽にためたお湯からどんどん熱が逃げるとして、フタをするよう呼びかけています。手を付ける順は、まず続けて入る、次にフタをしておく、そのうえでシャワーを止める、の3つです。
資源エネルギー庁の目安と、その前提
ここで具体的な数字を見てみましょう。資源エネルギー庁は省エネ行動ごとに年間の節約額の目安を示しており、それぞれに前提の条件が付いています。
注意したいのが、金額の出し方です。資源エネルギー庁は削減できるエネルギー量を料金に換算しており、換算に使うガスの単価は1立方メートルあたり162円(平成28年度実績の料金平均がもと)です。そのうえで、料金単価は時期や地域により異なると注記し、最新の単価は契約しているエネルギー供給事業者などに問い合わせるよう案内しています。水道分を含む金額も、換算に使う単価によって変わります。表の金額は、それぞれの前提の条件で換算した目安として読むのが確かです。
時間がそろわない日とシャワーの使い方
たとえば帰りの遅い家族を1時間以上待つ日は、表の3つ目のように保温をいったん切り、その人が入るときに追い焚きします。待つあいだは浴槽にフタをして、お湯から逃げる熱を抑えます。
見落としやすいのが、シャワーで流れるお湯の量です。資源エネルギー庁によると、シャワーを1分間使うと12リットルのお湯が流れ、家族4人が4分ずつ使うと浴槽1杯分とほぼ同じになります。体を洗っているあいだはこまめに止めるだけでも、ガスと水道の両方の使用を減らせます。
このほか資源エネルギー庁は、浴槽に水をためて沸かすよりもお湯をためるほうが省エネにつながること、使わないときは給湯器のリモコンのスイッチを切ることも挙げています。
今夜の入る順番とフタから始める
追い焚きのガスを減らす近道は、お風呂を我慢することではなく、冷めたお湯を温め直す回数を減らすことです。資源エネルギー庁の金額は前提つきの目安なので、数字よりも、続けて入る、フタをする、シャワーを止めるという行動の順番を参考にしてください。家族で入る順番を一度話し合っておくだけでも、毎晩の追い焚きは変わってきます。