初めての海外旅行、航空券に3,000円の税。7月に引き上げ、予防接種も行き先で変わる
秋の連休に、初めての海外旅行を計画している方もいるでしょう。日本から出国するときにかかる国際観光旅客税は、2026年7月1日に引き上げられました。行き先によっては、予防接種や入国時の証明書の準備も欠かせません。航空券を買う前から、税と予防接種の決まりを確かめておきましょう。
航空券の料金の内訳に、見慣れない税を見つけた20代の会社員
「国際観光旅客税って、何の税金だろう。」初めての海外旅行に向けて航空券を予約していた20代の会社員は、料金の内訳にある見慣れない項目に目を留めました。職場の先輩に聞くと、前はもっと安かったはずだと言われ、行き先によっては予防接種も考えたほうがよいと教わりました。
税はいつから上がり、誰に払っているのか。予防接種はどこで、いつまでに受ければよいのか。出発までの時間は、あまりありません。
出発前に確かめたい、出国の税と行き先ごとの予防接種
出発前に押さえておきたいお金と準備は、次の4つです。
国際観光旅客税は、船舶や航空機で日本から出国する旅客にかかる税です。観光のほか、ビジネスや留学など、出国の目的は問いません。原則として、航空会社などがチケット代金に上乗せする等の方法で搭乗などの時までに旅客から徴収し、国に納めます。2歳未満の乳幼児などは非課税です。
7月より前に発券した航空券でも、7月1日以後に出国日を変えた場合などは新しい税率になると、国税庁のQ&Aは説明しています。
予防接種は行き先や期間で変わり、黄熱は証明書を求める国も
もう一つの準備が予防接種です。厚生労働省検疫所(FORTH)は、海外渡航者の予防接種の主な側面として、入国時などに接種を求める国へ渡航するためのものと、海外で感染症にかからないよう体を守るためのものの二つを挙げています。必要な予防接種は、渡航先や渡航期間、渡航目的、年齢、健康状態、予防接種歴などによって異なります。
たとえば黄熱の予防接種証明書(イエローカード)は、国によっては入国に際し提示を求められる場合があります。黄熱の接種は指定された施設のみで行われ、原則予約制です。こうした情報は予告なく変わることがあるため、最新の要件は渡航先の国の大使館や領事館に確かめます。
医療機関は、FORTHの予防接種実施機関の検索で、県名やワクチン名などから探せます。掲載後に取り扱いが変わっている場合もあるので、受診の前に医療機関へ問い合わせましょう。自分の予防接種歴を確かめることも大切で、定期接種の記録は母子健康手帳などで確認できます。
航空券を買う前と、行き先が決まったときに動くこと
航空券を買うときは、出国1回ごとに税がかかることと、出国日を変えたときの扱いを頭に入れておきましょう。予防接種は、行き先が決まった時点でFORTHの案内を読み、早めに医療機関へ相談します。勧められる時期より遅れても、受診によって対処できることは多いとFORTHは説明しています。準備を済ませて、初めての旅を楽しんでください。
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