家族の節電が続かないなら、スマートメーターの30分ごとの使用量を見てみる
衣替えの季節に家族で節電を始めても、成果が見えないと気持ちは続きにくいものです。月の請求の合計を眺めるだけでは、どの工夫が効いたのかまではつかめません。そこで頼りになるのが、家庭への設置が進んだスマートメーターです。30分ごとの使用量をどこで確かめ、家族でどう見比べるかを紹介します。
子どもと節電を始めた40代の夫婦が行き詰まったこと
「みんなで頑張っているのに、本当に減っているのかわからないね」。子どもと一緒に節電を始めた40代の夫婦は、夕食のあとにこう話しました。使っていない部屋の電源をこまめに切るといった約束を家族で決めたものの、成果を確かめる手がかりは毎月の請求くらいしかありません。月の合計だけでは、どの日のどの工夫が効いたのかが見えず、子どもたちの熱も少しずつ冷めてきました。
スマートメーターは30分ごとの使用量まで計測できる
資源エネルギー庁は、スマートメーター(記録型計量器)を、毎月の検針業務の自動化やHEMS等を通じた電気使用状況の見える化を可能にする電力量計と説明しています。同庁の電力会社の切り替えの案内でも、通信機能を持ち、30分ごとの使用量を計測できる新しい電気メーターと紹介されています。同庁のQ&Aによると、本格的な導入が始まったのは2014年で、原則としてどの需要家にも設置されています。
見落としやすいのが、使用量の計り方そのものが変わった点です。スマートメーターでは使用量の計量を送配電事業者が自動で行い、地域ごとに決まった毎月の計量日に計量します。スマートメーター以外の計量器では、検針日に現地で検針して使用量を計量する仕組みです。
契約している電力会社の案内で、家族と使用量を見比べる
まず、契約している電力会社(小売電気事業者)の会員向けページなどで、日ごとや時間帯ごとの使用量を見られるかを確かめます。見られる範囲や細かさは電力会社によって違うため、わからないときは契約先の窓口に問い合わせると確実です。
使用量が見られるようになったら、一日の中で使用量が多い時間帯を家族で探してみましょう。前の週の同じ曜日と見比べれば、約束を守れた日の変化もつかみやすくなります。毎月の検針票などに載る使用量と照らせば、月の合計とのつながりも見えてきます。
気になるのが、細かい使用量の情報の扱いです。資源エネルギー庁のQ&Aでは、30分計量値などの電気の使用者に関する情報は、法令で認められた場合を除いて、需要家の同意なく他者に提供されることはないとしています。
数字が見えれば、家族の節電は続けやすい
節電が続かない理由の一つは、成果が目に見えないことです。スマートメーターが記録する30分ごとの使用量を見られれば、家族の工夫がどの時間に効いたのかを一緒に確かめられます。まずは契約している電力会社の会員向けページを開き、今週の使用量から家族で見てみましょう。