洗濯のすすぎ1回、どの洗剤でもいいわけではない。容器の表示と洗濯機の設定を先に見る
洗濯のすすぎ1回、どの洗剤でもいいわけではない。容器の表示と洗濯機の設定を先に見る

水道代の明細を見て、洗濯のすすぎを1回に減らせないかと考えることはありませんか。ただ、家庭用品品質表示法で表示が決まっている洗剤の項目に、洗濯のすすぎの回数は入っていません。洗剤と洗濯機の表示の決まりと、すすぎを減らす前に見ておきたいところを紹介します。

水道代を気にして、すすぎの回数を減らそうとした共働きの会社員

「すすぎを1回にすれば、水道代が少しは違うかなと思って」。家族の洗濯物が多い30代の共働きの会社員は、水道代の明細を見て、洗濯機のすすぎの設定を変えようとしました。

ところが洗剤の容器を見ても、すすぎを減らしてよいかはすぐに読み取れません。裏には使用量の目安や使用上の注意が細かく並び、洗濯機の取扱説明書にも使い方の注意がまとめて載っていました。「洗剤と洗濯機、両方を見ないと決められないんですね」。そう気づいて、表示の決まりから調べ直すことにしました。

洗剤の容器に書く項目は、家庭用品品質表示法で決まっている

消費者庁の案内では、家庭用品品質表示法は、日常使う家庭用品について、事業者が表示すべき事項や表示の方法を定めた法律です。洗濯用の合成洗剤や石けんも対象で、同法にもとづく雑貨工業品品質表示規程は、合成洗剤に品名・成分・液性・用途・正味量・使用量の目安・使用上の注意の表示を求めています。表示は容器や包装など、消費者の見やすい箇所にする決まりです。

見落としやすいのが、規程が使用上の注意として挙げるすすぎの決まりは、野菜・果物や食器、調理用具をすすぐときのものだという点です。洗濯のすすぎを何回にするかは、表示を求める事項に挙がっていません。すすぎ1回で使えるかは、製品ごとに容器の使い方の説明などで確かめます。

すすぎを減らす前に、容器と洗濯機で見ておきたいところ

製品評価技術基盤機構(NITE)が2019年に改訂した資料は、超濃縮の液体洗剤の普及で、すすぎ回数の低減(すすぎ1回)による節水・節電・時短が実現したと説明しています。一方で洗濯用の石けんには、すすぎのときに酸性石けんができて衣類に付く性質があるとしています。洗剤が少なすぎると汚れが衣類に戻ることがあり、多く入れても洗浄効果は比例して高まらないとも書いています。

確かめる順番は、表の上から容器、洗濯機、水の使い方です。

洗濯のすすぎ1回、どの洗剤でもいいわけではない。容器の表示と洗濯機の設定を先に見る

電気機械器具品質表示規程は、洗濯、すすぎ、脱水のうち二つ以上の工程が手操作なしで自動で移る洗濯機に、標準使用水量のリットル単位の表示も求めています。東京都水道局の案内では、残り湯の量は使用状態によって異なるとしたうえで、表の節水の目安を示しています。

水道代を減らす近道は、洗剤の表示と水の使い方の両方を見ること

すすぎを1回にしてよいかは、洗剤の容器の使い方と、洗濯機の取扱説明書を見てから決めます。洗剤の使用量の目安や使用上の注意は、家庭用品品質表示法の規程で表示事項に挙がっているものです。表示から判断がつかないときは回数を変えず、残り湯の活用など水の使い方の工夫から始めてみてはいかがでしょうか。

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情報提供元: マネーの達人
記事名:「 洗濯のすすぎ1回、どの洗剤でもいいわけではない。容器の表示と洗濯機の設定を先に見る 」