省エネラベルの評価点は5段階から41段階に。家電は3つの数字で比べる
家電を選ぶとき、値札の数字だけを見比べていませんか。売り場の製品には「統一省エネラベル」が付いていることがあり、星の数のほかに、1年間使ったときの電気代の目安まで書かれています。ただ、星の付け方は以前の5段階から変わり、金額には決まった前提があります。ラベルのどこを見て、どう比べればよいかを解説します。
売り場のラベルは、省エネ法に基づく表示
家電の売り場で見かける統一省エネラベルは、省エネ法に基づき、小売事業者が省エネ性能の評価などを表示する制度です。省エネ法で定めた省エネ基準(トップランナー制度)を達成しているかどうかなどを示すもので、小売事業者等には、製品本体またはその近傍などに、統一省エネラベル等で情報提供するよう努めることが求められています。
資源エネルギー庁がラベルの見方を示しているのは、エアコン、テレビ、電気冷蔵庫、電気冷凍庫、電気便座、照明器具、温水機器です。電球やジャー炊飯器、電子レンジなどは簡易ラベルという別の表示になります。
星と電気代の目安は、ここを読む
見落としやすいのが、星の付け方の変化です。以前は省エネ基準達成率に応じて5段階で星の数を決めていましたが、新しいラベルは機器や区分が違っても比べられるよう、製品の省エネ性能そのものから多段階評価点を出します。星はその点数に応じて付くので、細かな差は点数で見ます。
注意したいのが、年間の目安電気料金の前提です。エアコン、テレビ、冷蔵庫などは、決まった条件で使ったときの年間消費電力量に1kWhあたり27円(税込)を掛けた金額で、実際の電気料金は家庭の使い方や電力会社などによって異なります。エアコンは東京の外気温度をモデルにしています。
一方、カタログなどに載る電力料金の目安単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会が1kWhあたり31円(税込、令和4年7月22日改定)と定めています。ラベルとは単価が違うため、金額は同じ単価で出した数字どうしで比べます。
売り場で比べる順番と、保証書の読み方
まず同じ種類で、冷蔵庫なら定格内容積、エアコンなら能力と仕様、テレビなら画面の大きさが同じ製品を並べます。次に多段階評価点と省エネ基準達成率で省エネ性能の位置を確かめ、そのうえで同じ前提で出した年間の目安電気料金を見比べます。気になる製品は、国の省エネ型製品情報サイトで型番や製品名から探せ、メーカー名やサイズで絞り込むこともできます。
最後に保証書も確かめます。同じ協議会の製造業表示規約は、保証書に保証期間だけでなく、保証の対象となる部分や消費者が費用を負担する場合の内容、保証期間内でも無料修理を受けられない場合などを明瞭に表示するよう定めています。年数だけで判断せず、どこまで無料で直るかを読み比べてください。
値札の横で、3つの数字を並べてみる
家電の比べ方は、値札に加えてラベルの3つの数字を見るだけで変わります。同じ種類と大きさの製品を並べ、星の点数と達成率で省エネ性能を、前提つきの年間の目安電気料金で電気代の目安をつかみ、保証書で無料で直る範囲を確かめてください。
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