救急車を呼ぶか迷ったときの#7119。使える地域と、そうでない地域があります
ひとりで暮らしていると、急に具合が悪くなったときに相談する相手がいません。救急車を呼ぶほどなのか、朝まで待ってよいのか。この迷いのために国が用意しているのが、電話の相談窓口とアプリです。ただし電話のほうは、住んでいる地域によって使えるかどうかが分かれます。元気なうちに、自分の地域を確かめておきましょう。
迷いに答える電話とアプリ
総務省消防庁の資料によれば、救急安心センター事業、いわゆる#7119は、住民が急な病気やケガをしたときに、救急車を呼んだほうがいいのか、今すぐ病院に行ったほうがいいのかで迷った際の相談窓口です。専門家から電話でアドバイスを受けられます。
電話相談の相談員は医師、看護師または救急救命士です。症状を聞き取ったうえで、緊急性があるかどうか、応急手当の方法、受診の手段、適切な医療機関を案内します。緊急性の判断は、直ちに医療機関を受診すべきか、2時間以内に受診すべきか、24時間以内に受診すべきか、明日でよいかといった目安で示されます。
緊急なら119番につなぐ対応が取られる
呼ぶべきときに遠慮してしまわないかという心配もあります。消防庁は、緊急性が高いと判断した場合は119番通報への転送やかけ直しを要請するなど、相談者の状況に応じた対応を行うとしています。東京都では、意識や呼吸の状況などから相談の前に救急車を出動させた件数が令和5年に2,269件あったと報告されています。
アプリのQ助も同じ考え方です。画面に出てくる症状を選んでいくと、緊急度に応じて「今すぐ救急車を呼びましょう」から「引き続き、注意して様子をみてください」までの対応が表示されます。そのあと医療機関の検索や受診の手段の検索にも進めます。
住んでいる地域で使えるかを先に確かめる
#7119は全国どこでも使えるわけではありません。消防庁のページでは、現在、全国41地域で実施しているとされています。令和7年版消防白書では、令和7年度末(予定を含む。)時点で、都府県内の全域が37地域、道県内一部が4地域とされています。未実施の地域や、今後開始予定の地域もあります。同じ都道府県でも、一部の市町村が対象から外れている場合があります。
実施している地域であれば、この番号にかけると地域の窓口につながります。住んでいる市区町村が対象かどうかは、消防庁が公表している実施地域の一覧で確かめられます。アプリのQ助は総務省消防庁が作成したもので、App Store と Google Play から入れられます。通信料は利用する人の負担になります。
体調を崩す前に、番号を登録しておく
具合が悪くなってから調べ始めると、それだけで消耗します。#7119が使える地域なら電話帳に登録し、使えない地域ならQ助を入れておきます。この2つを元気なうちに済ませておけば、迷ったときに考えることが1つ減ります。今夜のうちに、自分の地域が対象かどうかを見ておきませんか。
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