- 週間ランキング
行政手続きもデジタル化が進んでいますが、所得税や贈与税などの税金は、e-Taxで確定申告を行うことができます。
事業者以外で毎年確定申告をしている人は限られますが、1度きりでもe-Taxで申告する利点はありますので、今回はe-Taxで申告手続きを行うメリットについて解説します。
e-Taxの最大のメリットは、自宅で確定申告書を作成・提出できる点です。
確定申告書は原則納税者が住んでいる場所を所轄する税務署に提出することになりますが、お住まいの地域によっては、税務署が遠い場所に位置していることもあります。
しかし、e-Taxを利用すれば税務署に行く必要はありませんし、確定申告期間中は国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」で、24時間(メンテナンス時間を除く)申告書を作成することが可能です。
2つ目のメリットは、適用する税率などの誤りを防げる点です。
給与所得者は、給与収入から給与所得控除額を差し引いて給与所得を算出しますが、控除額の計算式は給与収入の金額によって異なります。
医療費控除や生命保険料控除も控除額を算出するために計算が必要ですし、手書きによる申告書作成は計算ミスが起きやすいです。
それに対し、確定申告書等作成コーナーで申告書を作成する場合、収入金額や支払金額などの必要項目を入力すれば自動で計算が行われますので、計算ミスによる納税額・還付額の誤りを防げます。
確定申告書の作成に慣れていない人ほど計算ミスが生じやすいため、ミスを減らす手段としてもe-Taxは効果が見込めます。
3つ目のメリットは、還付申告をした際に税金が早く還付される点です。
確定申告書を提出する方法は、書面と電子(e-Tax)の2種類あります。
書面申告の場合、還付処理に1か月から2か月程度かかりますが、e-Taxの還付処理にかかる時間は3週間程度なので、e-Taxの方が税金が還付されるまでに要する時間が短いです。
還付される金額は、書面と電子のどちらの方法で申告しても同じですが、納め過ぎた税金を少しでも早く返してもらいたい場合は、e-Taxで申告した方がいいでしょう。
e-Taxには色々なメリットがありますが、e-Taxで確定申告書を提出するためには、事前に利用者識別番号を取得するなどの手続きが必要です。
マイナンバーカード方式でe-Taxによる申告を行う場合、マイナンバーカードとマイナンバーカードを読み込むためのICリーダライタまたは、マイナンバーカードを読み取りに対応したスマホを準備しなければなりません。
令和6年分の所得税の確定申告期間は、令和7年2月17日(月)から3月17日(月)ですので、申告する予定がある方は、前もって操作方法等を確認しておくとスムーズに申告手続きが行えます。
老齢厚生年金保険を受給している夫が亡くなった場合、妻が遺族厚生年金を受給できるケース、できないケース
合計最大57%還元!12月のふるさと納税はさとふる+PayPayがアツイ
【申請しないともらえない】年金に月約5000円上乗せの「年金生活者支援給付金」を解説 手続きは簡単で添付書類も原則不要