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世界的なハンバーガーチェーン「マクドナルド」は、筆者も海外旅行の際にお世話になっています。
現地でマックをいただくと、どことなくホッとできるものです。
しかし、一見画一的な世界的チェーン店でも、国によって特色が出ています。
先日、筆者がスイス・フランス・ドバイを訪問した際も、それを感じました。
「世界くらべてみたら」にも似たような企画がありますが、今回はスイス・フランス・ドバイのマックの違いについて、支払い方法の違いなども交えて紹介します。
世界のマクドナルドを語る上で、「ビッグマック指数」を避けては通れません。
ビッグマック指数はイギリスの経済専門誌「エコノミスト」から発表される指数で、各国・地域におけるビッグマックの平均価格を比較するための指標です。
世界中でほぼ変わりなく提供されているビッグマックは、コストにほぼ差がありません。
アメリカをゼロ(基準)として、各国・地域におけるビッグマックの価格が何パーセント異なるかを発表しています。
2024年7月に発表されたビックマック指数とビックマックの価格は、以下の通りです。
・ スイス:7.1スイスフラン(+41.8%)
・ フランス:5.6ユーロ(+6.5%)
・ アメリカ:5.69ドル
・ UAE:18ディルハム(-13.9%)
・ 日本:480円(-43.9%)
調査対象となっている55の国・地域の中で、スイスはビッグマックの価格が最も高く、フランス(ユーロ圏)も5番目の高さです。
対して、日本は下から11番目というデフレ国となっています。
UAEは全体の21番目です。
この前提を踏まえたうえで、ドバイ・フランス・スイスのマクドナルド事情を紹介しましょう。
今回の旅のメインは、フランスのシャモニーにある「モンブラン」(お菓子ではなく山の方)でした。
マクドナルドは中心街からは多少離れますが、駅のすぐ近くという好立地でした。
この店舗では朝マックがなく、10時からのオープンです。
ちなみに、フランスのマックでトイレに入りたい人は、レシートに記載の番号をドア横のテンキーに入力して開錠しなければなりません。
日本と同様、セルフオーダーのキオスク端末が設置されています。
仕様は日本のものとさほど変わりません。
日本人観光客も多い土地柄なのか、言語表示を日本語にすることもできました。
キオスク端末ではクレカ決済のみ可能で(Visa/Mastercard/カルトブルー)、現金払いはレジで支払う必要があります。
チキンが大好きな筆者は、「マックチキンセット」(6.35ユーロ、1,126円)を注文しました。
日本のマックチキンよりも、どこかゴージャスな感じがします。
ポテトやドリンクの容器は繰り返し使えるよう、プラスチック製です。
味は日本のマックチキンと大差ありません。
フランスからの帰国は、国境を超えたスイスのジュネーヴ国際空港からです。
お腹が空いたので、空港内のマクドナルドで何か食べようと試みました。
オープンなレイアウトとなっています。
決済端末を見てみると、Visaのタッチ決済マークがあるじゃありませんか。
これは非常に便利です。
とはいえ、筆者はMastercardで決済をしましたが。
また「TWINT」というQRコード決済も使えますが、スイス国内限定なのでダウンロードはしませんでした。
スイスのモバイルオーダーでは、JCBやダイナース、アメックスも使えるようですが、お店の端末にはその表示がありませんでした。
お腹は空いていたもののあまりヘビーなものを受け付けなかったので、「マックベジ」(6.8スイスフラン、1,259円)を注文しました。
大豆などの植物性食品を材料として作られた「シュニッツェル」を挟んだものです。
肉を使っていないとは思えないほど、ジューシーな食感でした。
このバーガー、日本でも発売してくれないかと思います。
アラブ首長国連邦の中心的な都市であるドバイ、乗り継ぎのみの利用で街には行っていません。
国際空港の第3ターミナルにマクドナルドはありました。
到着したのは深夜0時過ぎでしたが、大変な賑わいで、不夜城と言っても過言ではありません。
商品選択までは順調にいってあとは決済…だったのですが、ここで少し問題が。
画面が「決済してください」のまま動かなかいのです。
どうやら画面の下の方に決済端末があり、あとはそちらでの操作となるようです。
フランスのキオスク端末とは違いますね。
画面の切り替わりを待っていると、自動的に注文がキャンセルされてしまい、一からやり直しとなります。
どうせならアラブらしいマックを食べようということで、「マックアラビア」(22ディルハム、980円)を注文しました。
レタス、トマト、玉ねぎに風味豊かなガーリックソースがかかっており、ハラールグリルチキンパティ2枚も含めてアラビアパンで挟んであります。
機内食を結構食べたのでお腹は空いていませんでしたが、野菜も多くあっさりとした食べ応えで、深夜に食べるには罪悪感が少ない感じです。
ドバイにあって非常にコスパの良いメニューでした。
世界の多くの国では、セルフオーダーのキオスク端末が主流となっているようです。
使い勝手の微妙な違いはあるもののほぼ世界共通で、言葉の壁はさほど感じませんでした。
支払いを現金にすると有人窓口へ行く必要があるので、クレカでの支払いがスマートですね。
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