「LINE Pay」アプリは11月でサ終。その後の使い方、その他のサービスについてのまとめ

サービス開始から約10年とキャッシュレス決済の中でも歴史が深かった「LINE Pay」が間もなくサービス終了を迎えます。

OrigamiOayやセブンペイなど志半ばで早期サービス終了した物もありましたがLINE Payは少し事情が異なります。

どんな手順でサービスが使えなくなるのか？

残高はどうしたらいいのか？

などの情報をまとめました。

「LINE Pay」アプリは11月でサ終

LINE Payはなぜ終了するの？

SNSサービス「LINE」が提供する決済サービスとして始まったLINE Payですが運営会社が2023年にYahoo！と経営統合を行いました。

そのため、元々Yahoo！が提供していたPayPayと「どちらも使える」事をユーザーや店舗へのメリットとして運営してきましたが、PayPay経済圏など徐々にPayPayを軸にしたサービス体系を整える事にシフト。

2025年4月下旬をめどにすべてのLINE Payサービスが終了しPayPayに一本化される事となりました。

2025年4月下旬にすべてのサービスが終了するわけではなく、段階的にサービス終了を行い、既に終了しているサービスもあります。

「LINE Payサービス」のすべての終了はもう少し先ですが、11月下旬で「LINE Payアプリ」のダウンロードだけでなく、利用も終了します。

先行して終了するのは「LINE Payアプリ」単体です。

「LINEアプリ」本体から使えば「LINE Pay」はまだ使えます。

画像元：LINE

LINEアプリの下段メニュー右側にある「ウォレット」をタップするとこの画像の画面に移動できます。

ここからLINE Payとしての支払いなどは可能です。

「チャージ＆ペイ」など高還元な支払いはまだもう少し利用可能なので、急にアプリが起動できなくなっても慌てないようにしましょう。

10月末には既にLINEクレジットカードP+という還元率の高いクレジットカードが発行を既に終了していました。

本カードはLINE Payに紐づけてコード支払い（チャージ＆ペイ）という、デビッドカード的な機能を利用すると上限500ポイント/月・5％還元される優秀なクレジットカードでした。

既にこのカードを持っている人であれば引き続き利用は可能で終了日は2025年4月23日となっていますが、店舗によっては期日前の終了もありますと公式サイトに書いてあるため、適宜確認が必要そうです。

LINE Payプリペイドカードという事前チャージしておくカードは2025年1月30日で先にサービス終了となります。

このカードは「Visaのタッチ決済」で使うと3％還元で使えていたのですが、こちらのキャンペーンは11月30日に選考して終了となってしまいます。

12月～1月の間、プリペイドカードが使えるのにキャンペーン還元は受けられないという事故が起こり得るので確認しておいてください。

これからは「LINE Payを既に使っている」人だけが継続可能なサービスとなってしまうのです。

各種サービスが徐々に終了していくと、残っていた残高はどうなってしまうのでしょうか？

特に数十円くらいの端数で残ってしまうと忘れてしまいそうです。

PayPayへの残高移行機能が実装される予定であるため、LINE Pay残高およびLINE Payライト残高ともにPayPayを使っている人なら簡単に一本化が出来そうです。

払戻手続きができる手続きが進んでいるようですが、手数料がかかるため若干残している程度の残高だと相殺されてしまう可能性が高く、手数料の方が多い場合払戻自体できないかもしれません。

出金不可のLINE Payライトの場合は払い戻しができないはずなので、サービス終了と共に残高破棄となってしまうかもしれませんので、今の内から「PayPayをインストールする」か「使い切る」か考えておきましょう。。

事前に現金をチャージしたり、出金不可な残高が付与されりする電子決済サービスの場合今回のLINE Payのようにサービス提供者側の決定で利用停止・残高回収不可となる可能性が改めて露見しました。

移行や払戻で無駄にはならない事が基本ですが、チャージのし過ぎは要注意です。

計画的に残高使い切りや他サービス移行準備を進めてください。

情報提供元：マネーの達人