楽天キャッシュに「オートチャージ」登場 しかしながら他社ルートチャージのほうがいまだにお得です

事前にチャージして使うキャッシュレスアイテムの多くは「オートチャージ」機能を備えています。

楽天ペイで使う電子マネー、楽天キャッシュでも、遅ればせながらオートチャージが始まりました(残高キープチャージ)。

本記事はこのご案内でもありますが、オートチャージよりもっとお得な他社利用ルートがいまだに残っているため、これらを改めて紹介することとします。

楽天キャッシュ残高キープチャージ登場

楽天キャッシュへのオートチャージが始まりました

≪画像元:楽天キャッシュ

楽天キャッシュへのオートチャージが始まりました。

1日1回、残高をオンラインで確認され、設定に不足する分が楽天カードからチャージされます。

≪画像元:楽天キャッシュ

チャージ元は「楽天カード」のみで、銀行からのオートチャージはありません。

楽天ペイアプリの「楽天キャッシュ(RCash)」タブの「チャージ」を開くと、「オートチャージ」アイコンがあります。

ここから設定しましょう。

楽天Edyのオートチャージとは異なる点

オートチャージに設定できるチャージ方法

≪画像元:楽天エディ

こちらも減った残高を自動でチャージしてくれる仕組みですが、楽天キャッシュと異なり、他社カードでのオートチャージも可能です。

また1日1回でなく、1時間に1回の確認です。

ちなみに楽天関係のオートチャージだと、「楽天ペイのSuica」(Android限定)に夜間自動チャージもあります。

こちらは深夜にのみ実行されます。

楽天カードのみ対応している点は、今回始まった楽天キャッシュと同じです。

楽天キャッシュオートチャージにはポイント付与がない

楽天カードから楽天キャッシュへのオートチャージが始まりましたが、チャージの際にポイント付与はありません

すでに、楽天カードからの楽天キャッシュチャージ自体のポイント付与が廃止されているのです。

ただ、楽天キャッシュを楽天ペイで決済する際に、一部店舗を除いて1.5%付与となるので、結果的な還元率は変わっていません。

ただ、この点オートチャージのできない他社カード利用のチャージに、付け入るスキがあるわけです。

参照:楽天キャッシュ

楽天キャッシュ決済のポイント付与には例外が多いので注意

楽天キャッシュで支払う(還元率1.5%)と、楽天カードをセットした楽天ペイ払い(還元率1.0%)よりお得です。

ただ、「ユニクロ」「ジーユー」「オーケー」「ダイソー」「セリア」等の例外が非常に多いので注意してください。例外店舗では、楽天キャッシュで支払ってもポイントが付かないので楽天カード払いよりも損となります。

特にJR東日本系商業施設の多い東日本エリアは例外が多いので気をつけましょう。

東京在住の筆者はこれを理由に、地域還元や特定店舗のキャンペーンでもない限り楽天ペイ自体使うのをやめています。

詳しくは関連記事で。


まだある楽天キャッシュチャージの別ルート

楽天キャッシュを作る際にポイントがたまったら、オートチャージの便利さはともかく、楽天カードよりも有利です。

そのルートを紹介します。

いつなくなるかわからないルートばかりですが、いっぽうで意外と残りそうな感触もあります。

カッコ内は、チャージにおける還元率です。楽天キャッシュ利用時1.5%と合わせると最終還元率となります。

ファミペイで楽天ギフトカード購入(1.5%)

Android、iPhone問わず使える手段です。

ファミリーマート店頭で「楽天ギフトカード」(POSAカードのひとつ)をファミペイで購入します(還元率0.5%)。

PayPayカード(JCB)からファミペイにチャージして残高を作れば、1.0%上乗せされるので、1.5%還元で楽天ギフトカードが購入できます。

楽天ギフトカードは、楽天キャッシュになるので、買い物に使えます。

この方法は裏ワザ感が薄く、他のルートがなくなっても残るものと予想します。

Android限定:エポスゴールドカードから楽天Edy(1.5%)

電子マネーの楽天Edyは、残高を楽天キャッシュと相互交換できます(楽天ペイアプリで。Android限定)。

Androidユーザーかつ楽天カードユーザーなら、単純に楽天キャッシュを作るよりも、ひとまずモバイル楽天Edyにチャージ(還元率は0.5%)したほうが得になります。

そして、楽天Edyにチャージしてポイントのたまるカードは、ひところよりだいぶ減りましたが、まだあります。

エポスゴールドカードです。

エポスゴールドカードからモバイル楽天Edyへは、通常のポイント還元率ですし、そして年間100万円算定(ボーナスが1万付く)の算定対象でもあります。

年間100万円使う前提のエポスゴールドカードなら、楽天Edyに還元率1.5%でチャージできるのです。

筆者は前述の通り楽天ペイでの買い物は基本避けているのですが、この方法で子供によく楽天キャッシュを送金しています。

子供の使うお店が楽天キャッシュ1.5%還元の対象であることを確認していれば、問題ないわけです。

早々なくなるルートと予想していましたが、エポスカードがポイント付与の例外をあまり作りたがらないカードであるため、今後も残るかもしれません。

Android限定:リクルートカード(VISA、Mastercard)から楽天Edy(1.2%)

リクルートカードのVISA、Mastercardは三菱UFJニコス発行です。

このカードは、「月3万円まで」という区切りがありますが、楽天Edyに通常どおりの1.2%還元でチャージ可能です。

もっとももう随分長い間入会キャンペーンも実施していない(JCBのみ実施)カードであり、市場での存在感は薄いものです。

参照:リクルートカード

Apple Pay限定:ミニストップで楽天ギフトカード購入(2.5%~)

Apple Payならではの方法もあります。

Apple PayのWAONで、ミニストップで楽天ギフトカードを買うのは、ファミペイの場合と同じです。ただしポイント還元率は1.0%です。

WAON残高を高い還元で作ると、さらに得になります。

具体的には「PayPayカード(VISA除く)からJAL Payにチャージ、JAL PayバーチャルカードからApple PayのWAONにチャージ」です。

合計2.5%となります(うち0.5%はJALマイルのため、ポイントより有利)。

「JAL Payバーチャルカードからau PAYにチャージ、au PAYプリペイドカード(au PAY残高を使う)からApple PayのWAONにチャージ」とすると、さらに0.5%増えます。

非常に不安定なルートに見えますが、今後も中間にさまざまなアイテムが登場するものと思われ、一掃されてしまうことはないのではないでしょうか。

楽天キャッシュオートチャージは便利だが他社ルートも

楽天キャッシュを作る方法は、非常にバラエティに富んでいます。

楽天カードによるオートチャージも便利ですが、他の方法も活用してみてはいかがでしょう。

すべて消滅してしまうことはなさそうです。

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情報提供元: マネーの達人
記事名:「 楽天キャッシュに「オートチャージ」登場 しかしながら他社ルートチャージのほうがいまだにお得です