カップラーメン消費、男性が圧倒的 - 30～40代男性が最多
LINEヤフー株式会社が運営するリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」は、全国の10～60代の男女を対象にカップラーメンの消費動向に関する調査結果を発表しました。この調査により、カップラーメンの消費頻度や好みのブランドについて、性別や年代、地域による特徴が明らかになりました。
調査結果によると、カップラーメンを食べる頻度は全体的に男性の方が高く、特に30～40代の男性で顕著でした。
週に1日以上カップラーメンを食べる割合は、男性全体で3割を超え、40代男性では36%に達しています。
一方、女性は全体的に消費頻度が低く、特に50～60代の女性では月に1日未満の「それより少ない」割合が3割台後半と高くなっています。
好きなカップラーメンのブランドについては、「日清 カップヌードル」が全年代・全地域で1位となり、5割以上の圧倒的な支持を得ています。しかし、2位以降のブランドでは男女差や地域差が見られました。
男性では「日清 ラ王」や「マルちゃん ごつ盛り」が上位に入り、特に40代男性で「マルちゃん ごつ盛り」「エースコック スーパーカップ」の人気が高くなっています。女性では「マルちゃん 麺づくり」が2位にランクインしました。
地域別では、北海道で「マルちゃん ごつ盛り」「マルちゃん 麺づくり」が約2割と高い支持を得ており、東北では「マルちゃん 麺づくり」「日清 蒙古タンメン中本」が人気です。
四国では「徳島製粉 金ちゃんラーメン」が2位に入り、九州・沖縄では「サンポー 焼豚ラーメン」「サッポロ一番 カップスター」がランクインするなど、地域ごとの特色が見られました。
この調査結果は、カップラーメン市場における消費者の嗜好や購買行動の傾向を示しており、食品メーカーやマーケティング関係者にとって貴重な情報となりそうです。また、地域や年代によって好まれるブランドや味が異なることから、各メーカーが地域特性や年代別のニーズに合わせた商品開発や販売戦略を立てる上で参考になると考えられます。
なお、この調査はLINEユーザーを対象としたスマートフォンWeb調査で、2024年9月3日～5日に実施され、5,253サンプルの有効回答を得ています。
カップラーメン市場は今後も変化し続けると予想されます。消費者の嗜好や生活スタイルの変化、健康志向の高まりなどを踏まえ、各メーカーがどのような商品開発や戦略を展開していくのか、注目されるところです。
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