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補助金の縮小により11月から電気代が大きく値上がりします。
特に、電気代の値上げは家計へのダメージが大きくなるため、消費電力量が増える冬に向けて節電で電気代の負担を少しでも抑える必要があります。
今すぐ始めたい電気代値上げ対策は、家の中にある家電の節電です。
ただし、全ての家電の節電を行うのは大変ですので、まずは消費電力量が特に多い家電の節電から始めるのがおすすめです。
資源エネルギー庁の調査結果によれば、消費電力量トップ3のエアコン、冷蔵庫、照明器具だけで家庭における消費電力量の5割を占めます。
そのため、この記事では消費電力量トップ3家電の節電方法をご紹介します。
家庭における消費電力量の約3割を占めるエアコンは以下の方法で節電できます。
冷房は室温が28度、暖房は室温が20度になるように温度設定する
長時間家を空ける時はエアコンをオフにする ※冷房:1時間以上 暖房:30分以上がオフにする目安といわれています。
室内外のドアや窓の開閉を最小限にする
扇風機で空気を循環させて冷暖房の効果を上げる
夏の昼間はカーテンやすだれなどで日差しをカットする
冬の晴れた昼間は日差しを入れて部屋を暖める
冬の夜は床まで届く厚手のカーテンで冷気をカットする
フィルターを2週間に1度は掃除する
室外機の掃除も定期的に行う
室外機のそばにものを置かない
室外機カバーなどで室外機に直射日光があたらないようにする
資源エネルギー庁の試算によれば、これらの節電で年間約5,140円の節約になります。
エアコンの次に消費電力が多い冷蔵庫は、ムダな電力消費を抑える形で節電することが重要です。
まずは冷蔵庫の温度設定を「中」か「弱」、自動温度調節機能がある場合は「自動」にしてムダな電力消費を抑えるのが節電の第一歩です。
また、次のことも常に意識する必要があります。
熱いものを庫内に入れない
庫内を食品で一杯にしない
ドアの開閉は必要最低限にとどめる
ドアを開けている時間を短くする
資源エネルギー庁の試算によれば、これらの節電で年間約5,180円の節約になります。
意外と消費電力量が多い照明器具は次の方法で節電できます。
電球や照明器具をLEDに交換する
使わない部屋の電気はこまめに消す
点灯時間を短くする
電球や照明器具を定期的に掃除する
調光機能や人感センサーを活用する
資源エネルギー庁の試算によれば、以上の節電で年間約5,932円の節約になります。
ここでは消費電力量が特に多い3つの家電の節電方法をご紹介しましたが、余裕があれば他の家電の節電も実施したいところです。
資源エネルギー庁の省エネポータルサイトには、家庭でよく使う家電の節電方法が記載されていますので、時間があればぜひご確認ください。
参照元:資源エネルギー庁 省エネポータルサイト家庭向け省エネ情報
次に検討してほしいのが、省エネ家電の新規購入や買い替えです。
省エネ効果が高い家電は節電効果が高く、電気代の節約になります。
省エネ家電を上手に選ぶコツは2つあります。
「統一省エネラベル」とは、国の制度にもとづき家電製品の省エネ性能が一目でわかるラベルです。
メーカーの商品ページや家電量販店などの店頭で確認できます。
「統一省エネラベル」を見てもよく分からない場合は、家電量販店などのスタッフに、自分が気になる複数の家電の省エネ効果について詳しく聞くのがおすすめです。
その時、電気代の節約効果やコストパフォーマンスについても詳しく聞くと、購入の決め手となる有益な情報が得られます。
これらの方法で予算に合った省エネ家電を探すと、高い省エネ性能とコストパフォーマンスの高さを兼ね備えた省エネ家電が見つかり、電気代を節約できる可能性が高くなります。
電気代が安い電力プランへの乗り換えを検討するのも、電気代値上げ対策としては有効です。
ただし、電力プランの内容をよく確認せずに契約すると、かえって電気代の負担が増える恐れがあるので注意が必要です。
ポイントを電気代の支払いに充てられる電力プランに切り替えるのも、電気代の値上げ対策としては有効です。
例えば、中部電力でポイントが貯まる電力プラン(「とくとくプラン」など)に契約した上でカテエネ会員(会員制Webサービスの会員)になると、電気代の支払いなどでカテエネポイントが貯まります。貯まったカテエネポイントは電気・ガス代の支払いに充てられるほか、共通ポイントとの交換もできます。
また、カテエネ提携先(しずぎんjoycaなど)の利用で貯まったポイントも電気・ガス代の支払いに充てることもできます。
筆者の家庭では有効期限間際まで放置していたカテエネポイント5,000円分を電気代の支払いに充てましたが、電気代が高い真夏に現金支出を5,000円減らせて非常に助かりました。
電気代値上げを前にどんな対策を行えばいいか迷う方も多いでしょうが、電気代を抑える上で一番効果が高いのが「家にある家電の節電」です。
まずはそこから電気代値上げ対策を始め、電気代の値上げに備えましょう。
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