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ソフトバンクが10月1日付で1:10の株式分割を行い、100株が2万円弱で買えるようになりました。
株主優待が目的なら、2025年3月31日までに現物を100株買うことをおすすめします。
「株式分割」は個人投資家が買いやすくなるメリットがありますが、本当に株価は上がるのか、もしくは下がるのか。調べてみました。
※最低購入価格・配当利回りは2024年10月4日終値
※特定の金融商品の売買の推奨を目的としたものではありません。
※購入手数料は含まれていません。
≪画像元:ソフトバンク≫
ソフトバンクは株主優待の新設を2024年4月に発表しています。
・ 普通株式を100株以上保有
・ 初回は2025年3月31日から2026年3月31日で「株主番号で3月31日および9月30日最終の当社株主名簿に3回以上連続で記載または記録されている株主」
・ 株主優待はPayPayポイント1,000ポイント
株主優待が欲しいなら、2025年3月31日までに現物を100株買い、そのまま2026年3月まで保有しつづけるのがよいでしょう。
このソフトバンク株ですが、2024年10月1日付で「1:10の株式分割」を行っているため、現在、100株を2万円弱で買うことができます。
ソフトバンクの株価は、193.5円。100株で1万9,350円。
2025年3月31日までに100株買ってそのまま保有すれば、2025年3月31日、2025年9月30日、2026年3月31日の3回連続で株主となり、PayPayポイント1,000ポイントがもらえます。
1株配当は8.6円(年間)なので、このまま同じ額が配当金としてもらえたら、2026年の配当+優待利回りは、なんと約9.61%にまでなります。
≪画像元:Yahoo! ファイナンス≫
気になるのは、ソフトバンクの株価です。
ソフトバンクの株価を見ると、
2024年9月30日終値 … 187.2円
10月1日終値 … 191円
10月2日終値 … 187.8円
10月3日終値…189.9円
10月4日終値 … 193.5円
9月30日は石破新総裁が決まり「ブラックマンデー再来か」と言われたタイミングでもあったので下がっていますが、その後、少しずつ株価は上がっています。
9月30日と10月4日を比較しても、10月4日の株価の方が高いです。
株式分割をすることで、株価への影響はどうなるのかと思います。
株価は上がるのか、下がるのか、どちらになるのか気になるところです。
ソフトバンクと同じく通信系の大手、日本電信電話は、2023年7月1日を効力発生日とした株式分割(1:25)を行っています。
≪画像元:Yahoo! ファイナンス≫
遡って見てみると、分割した日、2023年7月3日の終値は166.2円。
2024年7月下旬にかけて株価が下がったものの、その後、株価は上昇。しかし、2024年4月に入ってからは株価が下がってしまい、10月4日終値は148円です。
「NTT法」の改正で、政府のNTT株が売られるのではないかと考えられたこともあり、株価に対してネガティブな要因になりました。
また、最近では2024年5月に発表した業績予想があまりよくなかったことでも株は売られました。しかし、中華電信とともに世界初めてのIOWN国際間オールフォトニクスネットワークの開通といった好材料もあり、今後も注視していく必要がありそうです。
≪画像元:Yahoo! ファイナンス≫
分割後300株以上保有で1万5,000円分(年間3万円分)のQUOカードかデジタルギフトがもらえるAIAIグループ(2023年10月1日効力発生日)は、1:2の分割後、株価が上がっています。
AIAIグループの株価を見ると、
2024年9月30日終値 … 1,424円
10月1日終値 … 1,530円
10月2日終値 … 1,505円
10月3日終値 … 1,611円
10月4日終値 … 1,676円
AIAIグループは、いわゆる「豪華すぎる」株主優待で、半期で1万5,000円分がもらえるQUOカード優待を新設発表しました。それが7月19日のこと。その頃のチャートを見ると窓をあけて株価が上がっているので、株式分割よりも、株主優待新設でのニュースを聞いて購入した人が多かったように察することができます。
≪画像元:日経会社情報≫
AIAIグループでは、1:2で株式分割を行いましたが、株主優待を取得するためには2024年9月では300株、2025年3月では300株(分割前なら150株)でした。
分割前、9月30日に300株を買うなら85万4,400円が必要だったのに対し、2025年3月の権利取得のために10月1日に買った場合だと45万9,000円で同額のQUOカードがもらえるため、株価が上がる要素はあるように思います。※どちらも終値で計算
当然のことながら、株式分割をしたからといってすべてが上がるわけではなく、営業利益などで下がることもあります。
ただ、株式分割をして、これまで株主優待がもらえなかった銘柄でももらえるようになった例では、上がりやすくなるため、株式分割をして、株主優待を拡充している銘柄に注目してみるのもよさそうです。
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