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外食産業は激しい競争にさらされています。
一見無縁な地方の飲食店も、その競争からは逃れられません。
あの「資さんうどん」も、大きく舵を切りました。
≪画像元:資さんうどん≫
9月6日、衝撃のニュースが飛び込んできました。
株式会社資さんの株主と株式会社すかいらーくホールディングスとの間で、資さんの全株式をすかいらーくに譲渡する契約が締結されたのです。
譲渡が実行される予定の10月上旬より、資さんうどんはすかいらーくグループ入りすることとなります。
≪画像元:資さんうどん公式X≫
すかいらーくグループ入りすることで、「日本の資さん」「世界の資さん」を目指す態勢が整ったともいえます。
今後の成長戦略として、海外進出も掲げておりますので。
激しい競争にさらされている外食業界において、よりスピーディーな事業展開が求められます。
新規エリアへの出店加速、人を中心とした経営や「人財」の育成強化なども図られるでしょう。
事実、今冬に東京の両国に資さんが進出予定です。
株式取得する側のすかいらーくホールディングスとしても、これまでうどん専門店はありませんでした。
ニュースでも取り上げられる知名度の資さんをグループ入りさせられるのは、大きなメリットでしょう。
≪画像元:すかいらーくホールディングス≫
しかし、すかいらーくグループは資さんの経営理念を守り続けます。
いきなり訳の分からない暴走をすることはないでしょう。
すかいらーくグループのブランドには、ガストやバーミヤンのように、すかいらーくで立ち上げたブランドが多いです。
その一方、じゅうじゅうカルビやフロプレステージュのように、買収によりグループ入りしたブランドもあります。
後者に該当する資さん、すかいらーくグループ入りしてどう変わるのか、「先輩」を参考に考えてみましょう。
まずはポイントです。
特に共通ポイントは、来店を増やす大きなツールとなるでしょう。
現在の資さんでは、ポイントカード提示によるポイント還元を行っていません。
≪画像元:トマトアンドアソシエイツ≫
じゅうじゅうカルビでは、200円ごとに1ポイント(楽天ポイント、dポイントのいずれか)が貯まります。
すかいらーくグループの他の店舗とは異なり、Vポイントは貯められません。
また、すかいらーくアプリがあれば、すかいらーくポイント(200円で1ポイント)の二重取りも可能で、1ポイント=1円として利用可能です。
≪画像元:フロジャポン≫
フロプレステージュでは、500円ごとに500FLOマイルが貯まり、貯まったマイルは商品との交換やクーポン引換などに利用できます。
すかいらーくポイントには参加していません。
ただし、フロプレステージュの入っている施設によっては、ポイント還元される場合もあります(JR系施設ならJRE POINTなど)
次に株主優待です。
現在の資さんでは、株主優待を行っていません。
≪画像元:すかいらーくホールディングス≫
じゅうじゅうカルビでは、すかいらーくホールディングスの株主優待が使えます。
おつりは出ず、売店商品、宅配サービス、通販商品には利用できません。
≪画像元:リロクラブ≫
すかいらーくグループの株主優待券は使えません。
ただし、株式会社リロクラブが提供する株主優待サービス「リログループ株主優待ClubOff」の対象店舗です。
クーポンを提示すると、8%引きされます。
≪画像元:資さんうどん≫
最後に支払い方法です。
クレカや電子マネー、スマホ決済が使えれば、支払い元のポイントを貯められます。
現在の資さんでは、現金払いがメインです。
ただし、資さんの入っている施設によっては、PayPayや電子マネー、クレカ払いができることもあります。
ほぼガストと同様の支払い方法が使えます。
ただし、ジェフグルメカードは使えません。
フロプレステージュは、テナントとして入っていることが多いです。
よって、テナント元によって支払い方法も異なります。
資さんうどんが、すかいらーくグループ入りします。
「先輩」であるじゅうじゅうカルビはすかいらーく寄りに、フロプレステージュは独自路線です。
個人的には、じゅうじゅうカルビの方針で行ってくれると、よりお得になって有難いのですが。
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