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確実に貯金に結びつけるには、支出を自分自身でコントロールすることが最も大切です。
当たり前のことではありますが、それがなかなか面倒でもあり、難しいです。
そこで今回は、筆者が毎月月末に行うルーティンと、継続するための苦しくならない家計管理のコツをご紹介します。
習慣にしてしまえば、わずか5分で終わります。
1か月が終わった最終日、まずは家計簿を締めます。
ここで言う締めるとは、1か月の支出を合計し、収支をクリアにすること。
ひと月の支出が数字として確認できれば、
「使いすぎた…」とか
「意外に残ってる!」という思いが、
自ずと湧き上がると思います。
そこでガッカリしたとしても、毎月続けることが大切です。
悪いときもあれば、良いときもあります。
続けることでデータが蓄積され、いくらなら無理なく生活できるのか、明確になります。
家計簿の項目は、極力少なくしてください。
記入に時間がかかれば、誰だって面倒になります。
簡単でラクであれば、続けやすいです。
筆者が日常的に記入しているのは、次の3つだけです。
食費
生活費
交通費
なので、家計簿は数分で終わります。
まとめ買いを鉄則としているので、記入するのも週に2回程度です。
ほかの経費、たとえばガス・電気・水道といった光熱費は月に1度書き込むだけです。
それ以上に頻度が少ないものは、次の3つに仕分けします。
交際費
レジャー・娯楽
特別費
たとえば、医療費も毎月通院していないため、わが家の場合は特別費です。
極力少なく!を心がけて、ご家庭ごとに使いやすいように分けてください。
支出の各合計額が算出できたら、続いて平均を計算します。
「平均??」と聞いてもピンとこないかもしれませんが、収入にしても支出にしても、毎月同じ金額になることはほぼありません。
予定にしても月ごとに変わりますし、寒暖差があれば光熱費に差が生まれます。
そこで参考になるのが、支出ごとの平均値です。
平均と今月を比較することで、他者との比較ではなく、それぞれのお宅での使いすぎの目安になります。
とはいえそれほど厳格にすることもなく、わが家では食費、生活費、交通費を合算した金額が予算をこえなければよしとしています。
合計したり、平均を計算したり、家計簿を作成するには、簡単とはいえひんぱんに計算する必要があります。
イチイチ電卓を出すのは面倒なので、Googleの表計算ソフト・スプレッドシートを使っています。
スプレッドシートは、Googleアカウントさえあれば誰でも無料です。
PCからでもスマホからでも使用できますから、場所を問わず思いついたときに家計簿がつけられますし、家族間での共有も可能です。
平均値の計算は以下の通り、とても簡単です。
平均値を表示させたい、セルを選択する
メニューバーの「挿入」から「関数」→「AVERAGE」を選択する
()内に、計算したい範囲をドラッグして指定する
Enterを押す
「AVERAGE」を「SUM」と選択すれば、足し算をすることができます。
1度数式を入力しておけば、自動計算してくれるので作業は大変ラクになります。
続いて、翌月の予算を立てるのですが、前月や平均と比較して大きくオーバーしてなければ予算はそのままでよいでしょう。
赤字が出ても一度に金額を変えずに、改善点がないか、まずは検討してください。
一方考える余地があるのが、交際費やレジャー費を含めた特別費です。
次月の予定と予算を書き出し、支払いが抑えられるお得な日を探します。
肝心なのは、その日を忘れないこと。
スケジュール帳や管理アプリに記録しておきます。
交際費やレジャー費といった特別費は、高額になることが多いです。
支出額が大きいということはデメリットではありますが、一気に節約しやすいということでもあります。
1個の単価が100円単位の物が多い食費で節約するよりも、ずっと効率的に費用を抑えることができます。
なので、次月分の支出について、支払方法や割引デーの検討は月末に必ず行ってください。
1万円の5%オフは500円の節約、5万円の10%還元は5,000円分のお得になります。
そもそも貯金とは、収入−支出です。その両者が決めた枠内でおさまっていれば、食費がオーバーしようと、遊びに使おうと問題はない、内容にこだわる必要はないわけです。
月末ルーティンは、たった3つです。
家計をしめる
平均をだす
翌月の予算をたてる
スプレッドシートに助けを借りれば、自分で計算する必要はありません。簡単が一番です。ぜひ、お試しください。
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