平城京の町なか役所を探る特別展、奈良で開催　発掘調査成果についての講演も

平城宮跡管理センターは、9月28日（土）から11月24日（日）の期間、平城宮跡歴史公園平城宮いざない館で企画展「平城京の町なかのお役所-大学寮と鋳銭司-」を開催します。

この企画展では、奈良時代の役所が平城宮に集中していたわけではなく、町なかにも多くの役所が存在し、人々の生活や教育を支えていたことを紹介します。

今回の展示では、特に大学寮と鋳銭司に焦点を当てます。

大学寮は役人の養成機関として機能し、鋳銭司は貨幣の鋳造を行っていました。展示される遺物は約55点を予定しており、和同開珎や神功開宝、萬年通宝といった貨幣や壺などが含まれます。また、大学寮の復元模型も展示され、当時の役所の様子を具体的に感じることができます。

さらに、関連講座も開催される予定です。10月6日（日）には、龍谷大学教授の杉山洋氏による「平城宮第231次発掘調査の成果について」と、奈良大学教授の渡辺晃弘氏による「平城宮の外に置かれた役所-大学寮と宮南面の様子を中心に-」の2つの講演が行われます。講演は事前申込制で、定員は50名となっています。

この企画展は、奈良時代の役所の役割やその歴史的背景を学ぶ絶好の機会です。観覧は無料で、平城宮跡管理センターが主催しています。平城宮跡歴史公園平城宮いざない館の企画展示室で開催されるこの特別展に、ぜひ足を運んでみてください。

平城宮跡歴史公園平城宮跡管理センターの詳細な情報は、以下の連絡先で確認できます。

TEL: 0742-36-8780

FAX: 0742-36-8781

住所: 〒630-8012 奈良県奈良市二条大路南三丁目5番1号

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この秋、奈良の歴史に触れる貴重な機会をお見逃しなく。

情報提供元：マネーの達人