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10月の権利付き最終日は10月29日、権利落ち日は10月30日。
株主優待の数は31件(楽天証券調べ)と少ないものの、10月の権利を取ることで「毎月優待生活」を送りやすくなります。
また、株主優待の廃止が予定されている銘柄について、保有しつづけるかについても考えてみました。
※最低購入価格・配当利回りは2024年9月17日終値
※特定の金融商品の売買の推奨を目的としたものではありません。
※購入手数料は含まれていません。
※株主優待の数は楽天証券の検索によるものです。
美容室の「Agu.」で知られるAB&Company <9251>、最低購入価格は9万4,900円、配当利回りは2.96%です。
AB&Companyの株主優待は、自社オリジナル商品と引き換えできる株主優待券です。
100株以上…1枚8,000円相当
500株以上…3枚2万4,000円相当
いくつかのセットの中から、筆者は、シャンプーとトリートメント、ヘアオイルがセットになった商品を選びました。
シャンプー、トリートメント現品、詰め替え、ヘアオイルもついた現品セットです。
中古厨房機器の販売をするテンポスホールディングス <2751>、最低購入価格は32万円、配当利回りは0.28%です。
株主優待は、あさくまグループなどで使えるお食事券で、抽選制。※写真は4月のもの
10月末、100株以上の株主
株主優待券3万円分…100人
株主優待券2万円分…100人
株主優待券1万円…100人
株主優待券500円…当選しなかった株主
テンポスホールディングスでは、従来、株主優待の権利月は4月のみでしたが、2024年6月に株主優待の変更を発表。10月にも株主優待の権利があり、そこでは株主優待券が最大3万円当たります。
当選しなくても500円の優待券はもらえます。1万円、2万円、3万円が当たればかなりラッキーです。
ラーメンチェーン店の「町田商店」を運営するギフトホールディングス <9279>、最低購入価格は25万9,900円、配当利回りは0.69%です。
株主優待は優待電子チケットで、100株だと1年未満では1枚、1年以上だと2枚もらえます。
写真のようなハガキが届き、印刷してあるQRコードをスマホで読み込んで使います。
権利は年2回で、4月、10月です。
100株以上…1年未満1枚、1年以上2枚
200株以上…1年未満2枚、1年以上3枚
400株以上…1年未満3枚、1年以上4枚
600株以上…1年未満4枚、1年以上5枚
1,000株以上…1年未満5枚、1年以上6枚
この株主優待では、メニューから1品好きなものを選べ、値段が高いメニューも選べるので、「豚山」で、大ぶたタブル(1,600円)、野菜ましで注文してみました。
ただ、ちょっと量が多く、家族にも手伝ってもらうほどだったので、食べきれる量を選ばないといけないと反省しています。たくさん食べられる人にとっては夢のような株主優待に違いありません。
過去、町田商店ではラーメンと餃子、ラーメンと唐揚げのセットメニューも選べたので、そちらの方が家族で分け合えてよいかもしれません。
ブルーシートを製造する萩原工業 <7856>、最低購入価格は14万2,900円、配当利回りは3.50%です。
萩原工業の株主優待は、自社オリジナル商品です。自社商品、岡山県特産品などカタログから好きなものを選びます。
100株以上…3年未満1,000円相当、3年以上2,000円相当
1,000株以上…3年未満3,000円相当、3年以上6,000円以上
2024年10月の株主優待は、1,000円相当だと
・mtマスキングテープ
・デニム調シート
・QUOカード
が選べます。3年以上2,000円相当になった場合は、2,000円相当の中から1つ選ぶことも、1,000円相当×2点を選ぶこともできます。
以前、QUOカードを選びましたが、QUOカードはコンビニエンスストアでもマツモトキヨシでも使えて便利です。
ただし、この萩原工業は2026年10月期が最後の株主優待で、それ以降は廃止です。
萩原工業は2026年10月期を最後の株主優待として、2027年10月は株主優待がありません。
その場合、保有しつづけるかどうか迷う人もいるかもしれません。
株主優待のみを目的にしている投資家であれば「売り」一択かもしれませんが、配当利回りは9月現在で3.50%。
保有しつづけるかどうか、業績や配当利回りをチェックしてみるのもよさそうです。
データを見る限り、営業利益や経常利益は、2022年度では下がっていますが、2023年度は上がっています。
株主優待がなくなることで、もし今後増配があれば魅力的だと思います。
現在の配当+優待利回り(100株、長期保有の場合)は4.98%なので、この数字を基準に、増配の有無などを鑑みて、保有継続を考えるのもよさそうです。
株式投資は、株価が上がったり下がったりするリスクがあり難しいですが、株主優待がある銘柄への投資であれば、株主優待をもらいながらマイペースに投資しやすいということで初心者にも注目されています。
リスクを理解しつつ、中長期保有したい銘柄をウォッチリストに加えてみてください。
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