東京都、外国人旅行者向けセミナー複数回開催へ スリム・ベジタリアン対応の基礎知識から具体的な取組事例など学べる
東京都は、多様な文化や習慣を持つ外国人旅行者が安心して快適に滞在できる環境整備を推進しています。
特にムスリムやベジタリアンを対象とした受入環境の整備に力を入れており、観光関連事業者を対象にセミナーや店舗見学・マッチング会を開催することを発表しました。
このセミナーは、外国人旅行者受入に必要な正しい知識やノウハウを提供することを目的としています。
プログラムは複数回にわたり、ムスリム・ベジタリアン対応の基礎知識から具体的な取組事例、集客・PR方法まで幅広い内容が含まれています。
第1回セミナーは令和6年10月17日（木）に開催され、一般社団法人ハラル・ジャパン協会の佐久間朋宏氏がムスリム対応の基礎と最新動向について講演します。セミナー後には、ムスリム関連施設を訪問する店舗見学会も予定されています。
第2回セミナーは10月24日（木）に開催され、株式会社フードピクトの菊池信孝氏がヴィーガン・プラントベースおよびグルテンフリー対応の基礎知識を紹介します。続く第3回セミナーでは、飲食店のヴィーガン・プラントベース対応事例が紹介され、最新の食品・食材を試食・交流できるマッチング会も行われます。
さらに、第4回から第8回までのセミナーでは、飲食店や外食チェーン、ホテルのムスリム対応事例やLGBTQツーリズムの取り組み、訪日ベジタリアン・ムスリムの集客・PR、中東・東南アジアの最新動向など、多岐にわたるテーマが取り上げられます。
店舗見学会やマッチング会では、専門家が同行し、現地の食品・食材を扱う実店舗を訪問しながら解説を行います。
これにより、観光関連事業者は具体的なメニュー開発や商品選定に役立つ情報を得ることができます。
参加希望者は、特設サイトや東京都産業労働局のホームページから詳細を確認し、申し込みを行うことができます。問い合わせは、東京都ムスリム等外国人旅行者受入セミナー・アドバイザー派遣事業事務局までお願いします。
この取り組みは、東京都が外国人旅行者に対して多文化共生の精神を持ち、より良い受入環境を提供するための重要な一歩となります。観光関連事業者の皆様には、ぜひ積極的に参加していただきたいと考えています。
＜特設サイト（参加申込サイト）＞
https://first-gbp.jp/tokyo-inbound2024/
＜東京都産業労働局ホームページ＞
https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/tourism/kakusyu/handbook/
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