【JR東日本】Suicaエリア外でもきっぷ不要な「えきねっとQチケ」が開始へ アプリの利用方法と使える路線

列車に乗るのに、かつては駅の運賃表とにらめっこしながら、券売機できっぷを買いました。

最近ではSuicaでそのまま乗車してしまうことが多いのですが、Suicaに対応していないエリアもあります。

そんなエリアでも、紙のきっぷが必要なくなるかもしれません

Suicaエリア外でも切符不要になる「えきねっとQチケ」がスタート

JR東日本の全エリアでSuica乗車できるわけではない

Suica対応駅には限りがある≪画像元:JR東日本≫

JR東日本の全てのエリアで、Suicaを使って鉄道に乗車できるわけではありません。

現在、JR東日本管内でSuica利用可能なのは、以下の6エリアです。

・ 首都圏エリア

・ 仙台エリア

・ 新潟エリア

・ 青森エリア

・ 秋田エリア

・ 盛岡エリア

だからといって、エリア内の全駅でSuica乗車できるわけではありません

秋田エリアを例に挙げると、男鹿線(男鹿駅~秋田駅)、奥羽本線(秋田駅~和田駅)、羽越本線(秋田駅~新屋駅)がSuica利用可能駅です。

五能線や奥羽本線(追分駅以北)、花輪線などはSuicaで乗車できません

Suicaを利用できない駅では「きっぷ」が必要

お得なチケットだが券売機での切符受取が必要なケースもある≪画像元:JR東日本ネットステーション≫

Suicaを利用できない駅では、「きっぷ」が必要となります。

例えばえきねっとでは、特急「いなほ」(新潟駅~酒田駅・秋田駅)のとてもお得なきっぷを発売していました。

ただしこれはeチケットではなく、指定席券売機できっぷを受け取らなければなりません

特急停車駅である秋田県内の象潟駅、仁賀保駅、羽後本荘駅が、Suicaを利用できない駅だからです。

宇都宮線、烏山線を走るEV-E301系≪画像元:JR東日本建築設計≫

また、筆者の地元栃木県内でも、烏山線がSuica利用できません

あらかじめ烏山線内のきっぷを他の路線の駅で買っておくか、宇都宮線の宝積寺駅で一度精算してから、烏山線のきっぷを購入します。

全駅Suica対応にすればいいじゃないかとも思いがちですが、簡易改札を導入するだけでも結構な費用が掛かります。

(10/1より)Suicaエリア外もきっぷが不要な「えきねっとQチケ」が開始

「えきねっとQチケ」が開始≪画像元:JR東日本≫

そんな不便を解消すべく、10月1日よりSuicaエリア外でもきっぷが不要な「えきねっとQチケ」が始まります。

「えきねっと」できっぷを事前に申し込み、発行された乗車用QRコードで利用できる新たなチケットレスサービスです。

近くに指定席券売機がなくても、スマホでQRコードを受け取れます。

新幹線と在来線を1つのQRコードで利用可能なので、両方を乗り継ぐ場合に便利です。

JRE POINTも貯まる

  • 新幹線は特急料金・グリーン料金等に対して2%

  • 在来線特急は特急料金・グリーン料金等に対して5%分のJRE POINTが還元されます。

乗車券部分、自由席利用はポイント対象外です。

在来線も購入できる

在来線も購入できる≪画像元:JR東日本≫

乗車券だけでなく、特急券(新幹線・在来線)も購入できます。

大人の休日倶楽部割引、株主優待割引、JRE BANK優待割引、在来線チケットレス特急券、在来線チケットレス特急券(トク割)を利用できます。

ただし、新幹線eチケット(トクだ値)、特急トクだ値は利用できません

また、えきねっとQチケは乗車券が含まれる商品のため、 特急券のみの申込はできません


東北エリアから開始

東北エリアから開始≪画像元:JR東日本≫

JR東日本の東北エリアの新幹線・在来線から開始されます。

仙台エリア、青森エリア、秋田エリア、盛岡エリアをまたいでの利用もOKです。

ただし、JR東日本BRT、気仙沼線前谷地~柳津は対象外、北海道新幹線区間を含む場合、東北エリア外にまたがる利用はできません

申込はアプリ・Webサイトから

申込はアプリ・Webサイトから≪画像元:JR東日本≫

えきねっとQチケは「えきねっとチケットレスアプリ」(旧「えきねっとアプリ」)、えきねっとWebサイトより申し込めます。

乗車日1か月前の10時から申込可能、「えきねっと事前受付」も可能です。

券売機やみどりの窓口では申し込めません

また、株主優待割引などの一部の割引については、Webサイトからの申込のみ対応します。

支払方法は、えきねっと上でのクレジットカード決済のみです。

後からコンビニ・金融機関、窓口などで支払うことはできません。

利用方法

利用するにはえきねっとチケットレスアプリが必要≪画像元:JR東日本≫

申込はWebサイトからでもできますが、利用するにはえきねっとチケットレスアプリが必要です。

紙のきっぷとして発券することはできません。

利用方法と手順を確認しておこう≪画像元:JR東日本≫

自動改札機設置駅では、えきねっとアプリで乗車用QRコードを表示し、QRコード対応自動改札機にかざして通れます。

自動改札機が設置されていない駅では、利用開始の操作をしてから、駅係員・乗務員などへ提示してください。

複数人で旅行をする場合、本人を含めて6名まで利用できますが、本人が含まれていなければなりません。

同行者の乗車用QRコードは、本人から同行者へ配布してください。

旅がもっと気軽に、より身軽になる

えきねっとQチケがあれば、Suicaエリア外であってもキャッシュレスで乗車できます。

運賃表とにらめっこしながら、現金を取り出す必要もありません。

思い立ったら、スマホ1台でサクッと購入できますので、フットワークが軽くなります。

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情報提供元: マネーの達人
記事名:「 【JR東日本】Suicaエリア外でもきっぷ不要な「えきねっとQチケ」が開始へ アプリの利用方法と使える路線