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筆者は仕事柄複数の事業者と入金・送金をする立場のため、銀行口座を多数持っています。
以前はA銀行のATMで出金した物を大事に鞄に入れて、B銀行まで移動して…という作業を繰り返していましたが、今やスマートフォンとインターネットバンキングが普及した時代。
すっかりATMに立ち寄ることがなくなり、わずらわしい行列に並ぶ作業や銀行の営業時間を気にする事から解放されたので、その方法・コツをまとめます!
昭和世代の生まれですと、親がお年玉などの貯金用に子供名義の銀行口座を開設してくれて、いつしか譲り受けるのが常識だったと思います。
多くの方が大手メガバンクや地銀など自宅に近い銀行口座をひとつ持つのが普通でしたが、金利はほぼ0に近く、手数料ばかり値上がりするこの時代にはむしろデメリットと考えます。
一時期、休眠銀行口座には手数料がかかる?なんてニュースもありましたが、まだまだ議論の段階で、むしろ使っているならそんな心配もありません。
銀行自体もユーザー数を増やしたいのでキャンペーンを適宜行っていますので、お金の行き来がある相手の都合が良い銀行口座を持つことで手数料を削減し、少しでもお得な資産管理をおすすめします。
複数の銀行にお金が分散すると「今どこにいくらあるの?」と分からなくなってしまいがち。
以前からマネーフォワードなどの資産管理サービスもありましたが、無料版だと登録できる銀行口座に限りがあったり、全機能使うのに月額料金を払うと、なぜ資産管理にお金を払うのか…本末転倒とも言えます。
そこで資産の管理に特化したサービスということであれば、楽天銀行の機能の1つ「マネーサポート」がおすすめ。
楽天銀行口座を開設している事が条件ですが、上限なしで多数の銀行口座を紐づけ、リアルタイムで口座情報を一括管理してくれるのです。
銀行だけかと思いきや、主要クレジットカードや証券会社の口座管理まで一緒にできてしまいます。
電子マネー、ポイントは残念ながらごく一部なので、ここまで対応してくれたら最高でしたが、主だった銀行を使っている人なら十分満足できるでしょう。
これによりいま総額いくら資産があるか、どの口座にいくらずつあるかを1サービスで把握できてしまうので大変便利です。
マネーサポートはあくまで資産情報の管理のみで、送金までは行えません。
そこで口座間での送金をしたい、今すぐ出金がしたいといった時に便利なのが「エアウォレット」です。
リクルートと三菱UFJ銀行が開発した決済ツールですが、チャージ・出金が無料で行えるため、各銀行口座の名義がご自身であれば、前述したような口座間の送金にも使えます。
チャージはリアルタイム、
出金は翌日~なので
至急の送金には向いていませんが、急がない口座間のお金の移動であればこのサービスを使えば、手数料もかからずATMに並ぶこともなくスマホ1つですべてが完了してしまうのです。
もう1つおすすめなのが「ことら送金」。
各種銀行アプリや「はまPay」「YOKAPay」など地方銀行発の決済ツールといった対応アプリに電話番号を登録すると、違うアプリ同士でも送料無料で送金が可能になるサービスです。
仕事や学業関係など正式な送金・振込には向かないかもしれませんが、家族間や友人・同僚間でお金のやり取りがある場合は、いちいちATMで引き出して渡すといった行為をせずにスっと送金できて大変便利です。
三菱UFJ銀行グループとauが共同で運営している「auじぶん銀行」は、利用状況に応じて「じぶんプラス」というステージ判定をしています。
最高ステージなら、
ATM出金手数料が15回/月まで、
振込手数料も15回/月まで無料
というお得な設定になります。
筆者は仕事のメインバンクが三菱UFJ銀行なので、手数料無料でお金をauじぶん銀行に移して、そこから各種支払先へ振込をしています。
コンビニATMを使えば入金も出金も簡単なので、わざわざメガバンクや地銀に行かなくても、自宅や職場の近くのコンビニ、あるいは移動中にふらっと立ち寄ったコンビニでお金を手数料無料で出し入れできるのもメリットです。
ステージ判定については、過去に筆者が書いた記事を参考にしていただければ幸いです。
今回の記事でまとめたサービスを駆使する事で、筆者はほとんど銀行に立ち寄る事がなくなりました。
入金・送金は全てスマホかPCで行い、現金が手元に欲しい時だけエアウォレットかauじぶん銀行を使い、自宅近くのコンビニに行くだけ。
ATMに並んだり、営業時間を気にしないノンストレスな生活を送れているので、皆様もぜひ参考にしてください!
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