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先日、JALが国内線特典航空券の必要マイル数を引き上げました。
となるとANAの動向にも注目ですが、やはり追随するようです。
≪画像元:ANA≫
ANAの国内線特典航空券は普通席のみで、プレミアムクラス特典航空券の設定はありません。
「シーズン」と「マイル区間」によって必要マイル数が変動し、2024年のシーズンは以下の3つに分類されます。
・ L(ローシーズン):1/11~2/29、4/4~4/24、12/1~12/25
・ R(レギュラーシーズン):3/1~3/7、5/7~8/1、8/19~11/30
・ H(ハイシーズン):1/1~1/10、3/8~4/3、4/25~5/6、8/2~8/18、12/26~12/31
複数区間で異なるシーズンを利用する場合、それぞれ該当するシーズンのマイル数が適用されます。
ANA国内線特典航空券の必要マイル数が、10月27日搭乗分より引き上げというニュースが飛び込んできました。
10月27日以降搭乗分の特典航空券は、2024年8月下旬頃から販売予定です。以下のように、10月27日を境に搭乗日によって適用されるマイル数が異なります。
・ 1区間目は10/26搭乗、2区間目は10/27搭乗 → 1区間目は改定前、2区間目は改定後のマイル数が適用
・ 10/26までに搭乗予定の特典航空券を10/27以降搭乗に変更 → 改定後のマイル数が適用され差額マイルを徴収(マイル数が不足している際は変更不可)
・ 10/27以降に搭乗予定の特典航空券を10/27までの搭乗に変更 → 改定前のマイル数が適用され差額マイルを返却(有効期限切れマイルは払戻不可)
予約の際は、10月27日を頭に入れてください。
≪画像元:ANA≫
最も気になるのは、どのくらいマイル数が引き上げられるかではないでしょうか。
具体的にどのくらい引き上げられるのか、マイル区間別に紹介しましょう。
~300マイル区間は、東京~大阪、大阪~福岡、札幌~稚内、沖縄~石垣などの路線が対象となります。
シーズンごとに、改定前後の必要マイル数は以下の通りです。
・L(ローシーズン):5,000 → 6,000
・R(レギュラーシーズン):6,000 → 6,500
・H(ハイシーズン):7,500 → 9,000
レギュラーシーズンの引き上げが500マイルに抑えられている一方で、ハイシーズンは一気に1,500マイル引き上げられます。
301~800マイル区間は、東京発着だけでも札幌、広島、松山、福岡、鹿児島など多くの路線が対象となります。
シーズンごとに、改定前後の必要マイル数は以下の通りです。
・L(ローシーズン):6,000 → 7,000
・R(レギュラーシーズン):7,500 → 8,500
・H(ハイシーズン):9,000 → 10,500
~300マイル区間と比較して、レギュラーシーズンの引き上げが500マイル多いです。
801~1,000マイル区間は、東京~沖縄、大阪~石垣、札幌~福岡、沖縄~静岡などの路線が対象となります。
シーズンごとに、改定前後の必要マイル数は以下の通りです。
・L(ローシーズン):7,000 → 8,000
・R(レギュラーシーズン):9,000 → 9,500
・H(ハイシーズン):10,500 → 12,000
レギュラーシーズンの引き上げが500マイルに抑えられており、首都圏の人は沖縄にまだ行きやすいですね。
1,001~2,000マイル区間は、東京・名古屋~石垣、札幌~沖縄、沖縄~仙台などの路線が対象となります。
シーズンごとに、改定前後の必要マイル数は以下の通りです。
・L(ローシーズン):8,500 → 9,500
・R(レギュラーシーズン):10,000 → 10,500
・H(ハイシーズン):11,500 → 13,000
≪画像元:ANA≫
沖縄(那覇)で乗り継ぎ、離島路線(那覇~石垣・宮古)を往復で利用(合計4区間)の場合、全旅程の区間マイル数に応じて必要マイル数が異なります。
・ 601~1,600マイル区間:12,000 → 14,000(L)、15,000 → 17,000(R)、18,000 → 21,000(H)
・ 1,601~2,000マイル区間:14,000 → 16,000(L)、18,000 → 19,000(R)、21,000 → 24,000(H)
・ 2,001~4,000マイル区間:17,000 → 19,000(L)、20,000 → 21,000(R)、23,000 → 26,000(H)
1区間ごとに予約するよりはお得ですが、ハイシーズンは距離にかかわらず3,000マイル引き上げです。
往復1,601区間マイル以上であれば、レギュラーシーズンの引き上げが抑えられています。
ANAのマイルは、獲得方法に応じて以下の4つに分類されます。
・ グループ1(通常マイル)
・ グループ2(期間限定マイル)
・ グループ3(用途・期間限定マイル)
・ グループ4(航空関連サービス・期間限定マイル)
飛行機の搭乗で獲得できるのがグループ1、各種キャンペーンで獲得できるのがグループ2~4です。
特典航空券の交換には、上記全てのグループのマイルを利用できます。
様々なキャンペーンを駆使して、お得に国内線特典航空券をゲットしましょう。
≪画像元:ANA≫
まずは「トクたびマイル」です。
対象期間中、対象路線の中から通常のマイル数より少ないマイルでANA国内線特典航空券を利用できるサービスです。
ただし、以下のようにスケジュールがかなりタイトです。
・ 対象路線の告知:毎週火曜日の12時頃
・ 対象路線の予約・発券:毎週水曜日~翌週の火曜日
・ 対象搭乗期間:毎週木曜日~翌週の水曜日
路線も対象路線からしか選べません。
しかし、8/1~8/7搭乗を例に挙げると、東京~大阪が片道4,500マイル、大阪~札幌が6,000マイルなど、通常より3,000マイルお得です。
≪画像元:ANA≫
自分の好きなところに行きたい人は、「ANAにキュン!」に期待してもいいかもしれません。
毎月29日、様々なお得企画が実施されるキャンペーンで、当日限定の販売です。
7月29日企画分では、国内線特典航空券減額マイルキャンペーンが実施されました(8月搭乗)。
0~300マイル区間が通常レギュラーシーズン6,000マイル、ハイシーズン7,500マイルのところ、キャンペーンマイル3,900マイルと、半分近くお得です。
それ以前では、5月29日にも減額マイルキャンペーンが実施されました。
≪画像元:ANA≫
「29日にはどうしても交換できない」という人は、不定期に開催される減額マイルキャンペーンもあります。
ANA国内線特典航空券を、通常より2,500マイル引きで利用できるキャンペーンが、過去にはありました。
≪画像元:ANA≫
必要マイル数を減額できるキャンペーンを待つのではなく、元手となるマイルを増やす方法もあります。
搭乗やANAカード決済でマイルを貯めてもいいのですが、他社ポイント → ANAマイルに交換するのもいいでしょう。
その際、交換後のANAマイルが増量されるキャンペーンが開催されているかもしれません。
例えば7月には、マツキヨココカラポイント → ANAマイルへの交換で、通常より10%マイル増量されるキャンペーンが実施されました。
「特典航空券の必要マイル数が引き上げられても、痛くも痒くもない」という人がいます。
マイル長者なのかと思いきや、「どうせ取れないから諦めてる」と言うのです。
確かに、希望の特典航空券をゲットするのは、かつてより高いハードルとなりました。
JALには、追加マイルを支払うことで予約できる確率を上げる「特典航空券PLUS」があります。
ANAにもこのようなシステムがあればいいのですが。
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