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近年、大雨や台風などの影響で、避難所が開設されることがあります。
高齢者でも避難所生活を送られたことがある方もいるのではないでしょうか。
避難所生活の中で、配られたお弁当の味が合わなかったり、かたくて食べられなかったといった感想を持たれた方もいます。
高齢者は、かむ力や飲み込む力が衰えている方もおり、配られる市販のお弁当や非常食が食べにくいという状況がおきます。
また、持病によっては、食事内容に注意が必要な方もいます。
おかゆなどは非常食で準備しているいる自治体もありますが、必要な方全員に行き渡るかは不明です。
今回は、それぞれの高齢者に合った、家庭での備蓄食品や備蓄方法などをお伝えしていきます。
農林水産省から、災害時に備えた食品ストックガイドが出されており、その中では、最低3日分~1週間分の食品の家庭備蓄が望ましいと記載されています。
腎臓病などで食事制限が必要な方は、自分に合った食品をストックしておく方が安心です。
備蓄食品すべてを、特別な食品にしてしまうとお金がかかります。
しかし、普段使いができる食品を多めに買いおいておく「ローリングストック」を活用すると、あまりお金をかけずに、食事制限に沿った食品の備蓄ができます。
食事制限のある腎臓病の方がローリングストックを行う場合、果物の缶詰やたんぱく質が調整されているパウチタイプのおかゆがおすすめです。
賞味期限が6か月ある、常温保存できるパウチタイプのおかゆです。
おかゆや果物の缶詰は体調が悪い時なども活用できるので、高齢者のひとり暮らしの方には、ぜひ普段からストックしておいてほしい食品です。
水分をとる時にとろみをつける必要がある方は、持ち運びや計量が簡単な1回使い切りタイプのとろみ剤をストックしておくのがおすすめです。
とろみ剤は、商品によってとろみのつき方や味が異なるため、普段からどの商品が本人にあっているのか、使いやすいのかをお試ししておくのも重要です。
いざという時のために、水分補給用のゼリー飲料を買い置きしておくのも、ひとつの方法です
賞味期限が1年の商品です。
水分補給と同時にエネルギー補給もできます。キャップが大きめになっているため、高齢者でも開けやすいです。
災害時の備えとしてだけではなく、夏場に食欲が落ちて、水分補給もしにくくなるといった方には、夏場の水分と栄養補給にぴったりの商品です。
災害時は普段とは違う状況のため、ストレスがたまります。
そんな時にはおやつなどでうまく、ストレスを緩和することが望ましいです。
普段食べているおやつで、賞味期限が長いものをローリングストックしておくこともおすすめです。
また、おやつを栄養補給のタイミングとして活用する場合は、少量で効率よく栄養が補給できる物がおすすめです。
5年6か月保存できるミニサイズの羊羹です。手で簡単に開けることができ、1本で、ごはん小盛1杯分、171カロリーがとれます。
ミニサイズの羊羹のため、持ち運びしやすく、硬いものが食べにくい方でも、手軽に栄養補給ができる便利な商品です。
羊羹を好まれる高齢者の方も多いため、体調不良の時の栄養補給用に、準備しておくのも良い商品です。
非常用の備蓄食品となると長く保存できるため、賞味期限などをついつい確認し忘れて、期限切れになり、捨ててしまったという経験を持つ方もいるのではないでしょうか。
長く保存できる非常食の価格は、普通に販売している食品よりも高い場合が多く、せっかく準備しておいた非常食を捨ててしまうことになると、無駄になってしまいます。
今回ご紹介したように、普段から使っている食品を少し多めにストックしておく、ローリングストックであれば、賞味期限などが過ぎて、捨ててしまうということも防げます。
また、長期保存がきく備蓄食品は手軽に栄養が取れることから、体調不良時や食欲がない時などに活用することができます。
いざという時のために、それぞれの方の好みや体調にあった食品の備蓄について、1度検討してみることをおすすめします。
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