レンタカーを成田空港で乗り捨て「カタレン」の使い方と注意点、損益分岐は何人から?

海外旅行の楽しみは、出発空港に行くまでにすでに始まっていますが、荷物を多く抱え、さらに子どもが一緒だと、出発空港に着くまですでに疲れてしまうこともあるでしょう。

悩みをまとめて解決してくれるのがレンタカーですが、通常は乗り捨て料金が掛かるのが難点です。

今回は東京から成田空港へ、片道乗り捨てを前提にした料金体系のレンタカーをご紹介します。

東京・名古屋・大阪3都市間の片道利用もご紹介します。

片道乗り捨てを前提にした料金体系のレンタカー

片道レンタカー「カタレン」で成田空港へスムーズに移動

国内出発空港までの交通手段は鉄道、高速バス、タクシー等いろいろあります。

大きな荷物と、家族を同時に連れていくための最適な手段はレンタカーでしょう。

途中、自分自身のペースで休憩することもできます。

成田空港に向かうのに便利な、カタレンの利用を見てみます。

乗り捨て料金、ガソリン代不要

レンタカーの場合、帰路で再び使いたいとしても、乗り捨てが前提です。

この料金がネックとなります。トヨタレンタカーで東京駅付近から成田空港に向かうと、乗り捨て料金は5,500円です。

この点カタレンは、片道利用前提のレンタカーシステムなのです。

なお成田空港利用の場合、通常利用者が負担するガソリン代も無料となっています。

成田空港に行く場合については「最後に給油する必要がない」と考えればいいでしょう。

出発地と料金

成田空港に向かう際の出発地点は、現在のところ限られています。

カッコ内は出発地により異なる料金(注釈のない場合コンパクトクラス6時間、または日中プラン)です。

これ以外、自己負担となるETC料金を除いて費用は発生しません。

トヨタレンタカー営業所

・東京駅八重洲口(5,300円)

・五反田(5,300円)

・中野坂上(7,500円 ※スタンダードクラス)

・吾妻橋(7,500円 ※スタンダードクラス)

月極等一般駐車場

・渋谷(6,800円)

・池袋(6,800円)

・大宮(9,000円 ※スタンダードクラス)

・新横浜(6,800円)

行き先は、成田空港第1ターミナルのP1駐車場となります。

第2、第3ターミナル出発の場合、ここから移動が必要になるのでご注意ください。

4人でコンパクトクラスを利用すると、一人当たり1,325円と非常にリーズナブルです。

成田空港からの行き先と料金

旅行の帰り、成田空港からも利用できます。

トヨタレンタカー営業所行きがありません。

それ以外の目的地へは、往路より安い設定です(6時間の場合。クラスによる差なし)。

・渋谷(4,900円)

・池袋(4,900円)

・大宮(4,900円)

・新横浜(4,900円)

空港に着くまで寄り道

レンタカーだと寄り道ができます。

空港付近のスポットを知らない方は多いはずです。せっかくなので足を伸ばしてみたいと思うことも多いでしょう。

カタレンの公式サイトにも、成田山新勝寺や酒々井プレミアムアウトレットなど取り上げられていますが、他にもこんなスポットはいかがでしょうか。

・航空科学博物館

・三里塚さくらの丘

・ひこうきの丘

・空の駅風和里芝山

飛行機の離発着が見られる近隣の人気スポットも、クルマがないと行くのが大変です。

空港付近以外でも、近隣の佐倉市にある「DIC川村記念美術館」など、なかなか行く機会のないスポットに立ち寄るのも楽しいでしょう。

クレジットカード海外旅行傷害保険との関係

クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険は、利用付帯、つまり旅行費用を支払うことで適用される仕組みが増えています。

楽天カードを除く大部分の利用付帯は、出発空港までの交通費をカード決済すれば保険適用となります。

ただ、多くのカード保険においてレンタカーは交通手段に含まれません

レンタカーで空港に行く場合は、必ず保険商品に入るか、海外旅行傷害保険自動付帯のクレジットカードを利用しましょう。

カタレンは無人対応

近距離のクルマ利用はカーシェアが席巻しています。

カーシェアは無人のステーションから出発し、同じステーションに返す仕組みです。

カタレンも、カーシェアに似たところがあります。

使い方の概要です。

・LINEで予約する

・レンタカーを自らピックアップ(スマホ解錠)

・指定駐車場に返却し、スマホ施錠

カーシェアに慣れた人にはスムーズでしょう。

カタレンで3都市間移動

もうひとつカタレンのお得な利用プランです。

東京⇔名古屋、東京⇔大阪の都市間相互での乗り捨て利用です。

クルマを500キロ離れた都市に乗り捨てても、帰り道そのクルマに乗って逆方向に向かう人がいるので、回収コストがかからないわけです。

利用区間

・「池袋、渋谷」と「梅田」

・「錦糸町」と「新大阪」

・「錦糸町」と「名古屋」

料金

東京名古屋間、東京大阪間利用の料金です。

・5,000円(10時間)

クルマはコンパクトカー(日産ノートなど)またはコンパクトミニバン(ホンダジェイド等)です。


補償オプション

特に本プランは長距離のため、補償オプションをお勧めします。

画像元:カタレン

・免責補償プラン(基本料金+1,100円)

・パーフェクト補償プラン(基本料金+1,650円)

パーフェクト補償プランに加入すると、事故時の営業補償であるNOC(ノンオペレーションチャージ)が無料等、自己負担ゼロとなります。

燃料代と高速代

ガソリンと高速料金(ETC)は負担しなければなりません。

*東京~大阪間*
・レギュラーガソリン満タン(41リットル)…175円 × 41 = 7,175円

・高速料金…12,420円

(首都高速から出発、新東名、伊勢湾、新名神を経由し到着は阪神高速。所要時間6~7時間程度)

合計 1万9,595円

レンタカー代金の5,000円を併せ、2人以上で利用なら交通機関より安く収まるでしょう。

4人なら、相当にお安くなります。

ガソリン代は、高速でやむなく給油するケースも考え、相場より若干高めに設定しています。

ただ途中の給油なしでギリギリ500km走れる想定です。

片道レンタカーのことも覚えておきましょう

片道に特化したレンタカー、カタレンをご紹介しました。

成田空港への片道、それから東名阪間の都市移動がおすすめです。

こういう手段もあることを覚えておくと、思わぬところで役立つかもしれません。

【楽天カード】ナンバーレス・英語版アプリで利便性向上の一方、他社保険料・携帯料金の還元率は引き下げ

業ス「月間特売品2024年8月」マニアおすすめ5商品 保冷剤+保冷バッグ持って行きましょう

株価暴落が怖い方はまずはここから!ローリスクで始めるポイント「運用」4種類の運用実績と特徴紹介

情報提供元: マネーの達人
記事名:「 レンタカーを成田空港で乗り捨て「カタレン」の使い方と注意点、損益分岐は何人から?