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マイナンバーカード、持っていますか。
2016年より交付が開始され、普及率も高まっています。
さらに普及率を高めるべく、利便性の向上を図っているようです。
≪画像元:厚生労働省公式X≫
12月2日以降、紙の健康保険証は発行されず、マイナ保険証に基本的には一本化されます。
マイナ保険証で受診すると、従来の保険証で受診するよりも初診料が20円、再診料が10円安くなります。
マイナンバーカードを保険証として利用するには、手続きが必要です。
とはいえ、マイナンバーカードを紛失・更新中の人、手元にカードがない人もいるでしょう。
そんな人に、本人の被保険者資格の情報などを記載した「資格確認書」が無償交付される予定です。
資格確認書があれば、引き続き一定の窓口負担で医療を受けられます。
ただし、資格確認書の交付にも手続きが必要で、自動で交付されるわけではありません。
≪画像元:デジタル庁公式X≫
携帯電話を契約する際、本人確認書類が必要です。
ソフトバンクの場合、現在は以下の書類が本人確認として有効となります。
・ 日本国パスポート
・ 運転免許証
・ マイナンバーカード
・ 身体障がい者手帳/精神障がい者保健福祉手帳(障がい者手帳)/療育手帳
・ 在留カード+外国パスポート/特別永住者証明書
しかし、なりすましによる携帯電話の不正契約が増えていることから、政府は本人確認書類を改めることを発表しました。
オンライン契約では、マイナンバーカードのICチップ読み取りに一本化されます。
対面契約については、マイナンバーカード以外にも、運転免許証や在留カードのICチップを読み取る方法も検討されています。
いずれにせよ、書類の目視確認ではなく、ICチップ読み取りによって本人確認がされるということです。
≪画像元:デジタル庁≫
これまでのマイナンバーカードは、本人認証の際に暗証番号(PIN)を入力する必要がありました。
いちいち覚えていないでしょうし、暗証番号を3回連続で間違えるとロックがかかってしまうという「地雷」付きです。
これでは怖くてマイナンバーカードを利用できないということで、利便性の向上を図るべく、「かざし利用」も可能となります。
初回登録時に、電子署名/利用者証明用電子証明による暗証番号等の入力をすれば、2回目以降は暗証番号を入力する必要がありません。
図書館カードとしての利用、避難所入退場の際の利用などが想定されています。
ただし、かざし利用が認められるのは、以下の条件下に限られます。
・ 対面等での利用(対面の環境のほか、管理され監視された施設内や区域内の環境、利用者に貸し出され管理される端末の環境。オンラインや屋外は不可)
・ 求められる認証強度が低い場面
≪画像元:デジタル庁≫
2025年3月24日、旅券法施行令(政令)の一部改正が施行されます。
施行後はいわゆる「2025年旅券」と呼ばれる、盗難・悪用防止や偽造・変造対策を強化したパスポートを集中的に発行予定です。
また、オンライン申請も拡大されます。
現在、更新(切替申請)は全都道府県でマイナポータルからのオンライン申請に対応しているものの、新規申請はオンライン申請に未対応のところもあります。
今年、筆者もパスポートの新規申請をしたのですが、住んでいる自治体ではオンライン申請に対応しておらず、収入証紙を買って申請用紙に貼って、申請しました。
2025年3月24日以降は、新規申請も全都道府県でオンライン申請に対応する予定です。
これに合わせて、都道府県分の手数料2,000円も、オンライン申請だと1,900円とお得になります。
一方、書面申請は2,300円と値上げです。
≪画像元:むつ市≫
マイナポータルから問診票や予診票を事前に入力れば、当日はマイナンバーカードのみで乳幼児健診・妊婦健診や予防接種を受けられるようにする取組が進められています。
青森県むつ市では、いち早く実施されました。
個別健診では、3~4か月児健診(7月以降開始予定)が対象となります。
集団健診では10か月児健診、1歳6か月児健診(7月以降開始予定)、2歳児健診(7月以降開始予定)、3歳児健診(7月以降開始予定)が対象です。
当日は、お子さんのマイナンバーカードと母子手帳を持参してください。
ちなみに、自費で乳幼児健診を受けようとすると、むつ市のとある病院では3,000円~4,000円程度かかります。
≪画像元:三条市≫
新潟県三条市ではマイナンバーカードを使って、以下の各種証明書を全国のコンビニのマルチコピー機から交付してもらえます。
・ 住民票の写し
・ 住民票記載事項証明
・ 印鑑登録証明書
・ 所得(課税)証明書
・ 戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)
・ 戸籍個人事項証明書(戸籍抄本)
・ 戸籍の附票の写し
窓口交付だと手数料が300円~450円/通かかるところ、コンビニ交付だと一律で150円/通とお得です。
他の自治体でも、同様のサービスを行っているところがあります。
≪画像元:養老町≫
岐阜県養老町には、独自の地域通貨アプリ「養老Pay」があります。
加盟店でQRコード決済ができるほか、店舗情報や観光情報、見守り機能などを利用できるアプリです。
今年6月、マイナンバーカード連携機能が搭載されました。
連携することで、お得なクーポンの受け取りや、電子商品券の銀行口座チャージを利用することができます。
ただし、連携するには「xIDアプリ」をインストールする必要があり、多少面倒です。
≪画像元:デジタル庁≫
マイナンバーカードには有効期限があります。
初期に発行されたマイナンバーカードの有効期限である2026年に合わせ、新たなマイナンバーカードを導入予定です。
シンプルで分かりやすいデザインとなり、文字も読みやすくなります。
記載情報の見直しも行われ、フリガナやローマ字表記が表面に表記され、性別が券面には記載されません。
本来は任意なのですが、どんどん「義務化」に向けて進んでますね。
マイナンバーがないとどうなる? 必要になるケースを解説(携帯契約時やパスポート申請、介護保険から銀行、職場まで)